「宝くじは、一部の関係者しか当たらないから買っても意味がない」そう思っている方に必見です。
確かに、何回も宝くじを買ってもなかなか当たらないということは多くの人が経験しています。
そのようなことから、関係者しか当たらないのではないかという噂や憶測がインターネット上でよく書かれていますよね。
結論からいうと、宝くじが関係者のみにしか当たらないという噂は「嘘」です。
その根拠を踏まえ、噂について解説していきます。
Contents
宝くじが関係者しか当たらないという評判・口コミの真実は?
先に、宝くじが関係者しか当たらないという、SNS上の噂について見ていきましょう。
何百万円と宝くじを買っても当たらないという方がいるため、関係者しか当たらないという意見があります。
確かに、宝くじは大きな金額で買っても当選しないことは、多くの意見からしても明らかです。
都市伝説では、宝くじは関係者しか当たらないとされています。確かに、インターネットで検索すると同様の噂や都市伝説がヒットするでしょう。
この2点のように、宝くじに対する見立てがあります。
次の項目で、関係者しか当たらないという噂がでてしまう根拠について解説していきましょう。
宝くじが関係者しか当たらないといわれている3つの理由とは?
ここからは、宝くじが関係者しか当たらないと言われている理由を解説します。その理由とは、下記の3つです。
- 当選確率が低いため
- 宝くじの還元率が低いため
- 全国にライバルが存在するため
順番に見ていきましょう。
理由①|当選確率が低いため
宝くじが関係者しか当たらないという都市伝説は、そもそもの当選確率が低いということが根拠となっています。
年末ジャンボ宝くじを例に見てみましょう。この宝くじの場合、1等の当選確率は2,000万分の1です。2020年の年末ジャンボ宝くじは2,000万枚を1ユニットとして、22ユニットものクジが販売されました。
1ユニットのなかで1等は1本なので確率は2,000万分の1となっているのです。
分かりやすく考えると、日本の人口を1億2,000万人とすると全員が買って6人が当選する確率になるため、当てるには相当な運が必要でしょう.
これだけ当選確率が低いと関係者しか当たらないと言われてしまうのも、仕方がないのかもしれませんね。
理由②|宝くじの還元率が低いため
宝くじは、当選金に充てられる金額が低いことで有名です。
売上金に対して、当選者に還元される金額は50%未満であることがほとんど。平成29年のデータでは、宝くじ販売実績額7866億円に対して、当選金に対する支出が3,690億円となっており46.9%分しか当てられていません。
では、残りの分はすべて宝くじの運営に収益が入るかというと、それも違います。宝くじの収益は、地方自治体などの公共事業や社会貢献事業などに支出されるのです。
その収益金の割合は、約4割にあたる3,000億円もの額が支出に使われています。
そう考えると、宝くじは社会貢献活動の一環で寄付という側面も持ちあわせていると考えることもできるでしょう。
ちなみに、他のギャンブルの還元率はどのくらいになっているか見てみましょう。
- パチンコ・パチスロの還元率:80~85%
- 競馬:70~80%
- ボートレース:75%
- 競輪:75%
これらのギャンブルと比較すると宝くじの還元率は大分低いですよね。しかしながら、社会貢献活動の一環として支出されている面も踏まえると、宝くじで外したとしても巡り巡って自分たちの生活などに還元されると考えることができるでしょう。
この事実を知らずして、関係者しか当たらないと言ってしまうのは少々乱暴かもしれません。
理由③|全国にライバルが存在するため
誰しも高額当選を夢見て宝くじを買うものです。
宝くじ公式サイトのデータによると、定期的に年1回~月1回は購入すると回答した人は約5,000万人。例えば、年末ジャンボ宝くじで1度に5000万人の人が購入したとなると、ライバルの数は圧倒的です。
さらに、宝くじは1人の人が複数枚購入することも十分考えられるでしょう。1人の購入者が2枚買ったとすると、1億枚販売されたことになります。
そうなると、宝くじのライバル争いはより激しいものとなるでしょう。このことを踏まえて、宝くじが当たらない理由を、下記の記事で詳しく解説しています。
宝くじはメディアなどの媒体を使用して多くの人に当選金や当たり本数などが周知されるため、今年は買ってみようかなという層も必ずいます。
さらには、風水や神社など日頃の行いから、徳を積んで当てに行こうとする人や、資産を多く所有する投資家がライバルになるかもしれません。
宝くじが関係者しか当たらない噂はウソ!2つの根拠で考察!
宝くじが関係者しか当たらないという噂はウソです。その根拠は、下記の2つが挙げられます。
- 不正ができない仕組みになっている
- 宝くじが関係者しか当たらない仕組みはビジネス崩壊を招く
それでは、詳しくみていきましょう。
不正ができない仕組みになっている
宝くじは、公平性を保つため不正ができないようになっています。
まず、抽選を行う矢によるルーレット抽選についてですが、不正を行うことはまず不可能でしょう。その根拠は、矢やボードに細工をしたとしても、バレてしまうリスクが高いため不正を行うメリットがありません。
例えば、ボードと矢に電磁石のような強力な磁石の細工をしたとしたら、矢が飛ぶ際におかしな軌道になるでしょう。宝くじの抽選はこれまで何十年も実施されてきましたが、そのような飛び方は無かったため不正はありません。
では、宝くじ売り場の販売員が売れ残りを総取りしているかというと、それもありません。
売れ残った宝くじは、宝くじの運営であるみずほ銀行によって、抽選日前にすべてシュレッダーによって廃棄処分がされるのです。そして、シュレッダーに掛けられた宝くじは全国宝くじ事務協議会に届けられます。
以上の仕組みから、番号を変更することは不可能であり不正を行うことは関係者でもできません。
宝くじが関係者しか当たらない仕組みはビジネス崩壊を招く
そもそも宝くじ自体は、不正を行うこと自体にリスクがあるのです。不正を行ってしまうと、下記のようによくない循環が起こります。
- 宝くじ売り場で正規に購入された当選本数が減少
- 宝くじを継続的に買ってくれる購買層の減少
- 当選者のリピート購入の減少
このようなサイクルが生じてしまうことは、宝くじにとって収益の減少を引き起こすため、もっとも避けたいはず。収益金が減ると当選金額を下げざるを得なくなり、そうなると購入する人もさらに減少。そこからまた収益が減少となる負のループに陥ってしまいます。
先にも書きましたが、宝くじの収益は地方自治体の公共事業にも使われるため、結果としては宝くじ自体は売上減少が絶対に避けたいところです。
そのため、宝くじは関係者しか当たらないような不正はしても意味が無いのです。
宝くじは関係者以外でも当選する!当たる人の特徴を考察!
最後に、宝くじで当たる人には、どんな特徴があるのかを解説します。関係者しか当たらないという根拠はなく、下記の特徴を持つ人が当たる可能性があります。
- 神社に行く
- 相性のよい売り場で購入する
それでは、詳しくみていきましょう。
神社に行く
何より大事なことは、金運を上げること。宝くじで当選する人は、買うまでには必ず金運を上げると言われる神社に行って当たるように祈願を行うのです。
特に「宝・銭・金」と名前に着く神社であればその効果が高いと言われています。
相性のよい売り場で購入する
宝くじ売り場で購入するときのコツは、自分と相性のよい売り場で購入すること。自分と相性のよい売り場を見つけるには時間とお金がかかりますが、当選している人は売り場探しにも手を抜かないものです。
少なくとも上記の取り組みを行えば、運気や相性の面で当選確率を上げることができるでしょう。
宝くじが当たる人の特徴は、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ|宝くじが関係者しか当たらないという噂は信じないこと!
宝くじは、当たらないからと言って「関係者しか当たらない」という根拠はありません。
そもそもの確率が低いものの、結果として公共の利益になるように収益金を使うなど社会貢献をしっかり行っていますし、不正を行うと宝くじのビジネスモデルが崩壊してしまいます。
きちんと、買った人すべてに平等になるように抽選されているのです。
みなさんも、宝くじをぜひ楽しみながら、一攫千金を狙ってください。