宝くじにはユニットと呼ばれるものが存在しています。
この1ユニットが何なのか分かってくれば、何枚買うと1等が当たるのか分かってきます。
いったい、この1ユニットの枚数は何枚なのか?
そもそも総額いくらかかるのでしょうか。
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1ユニットの枚数ってなに?
1ユニットとは1,000万枚流通している宝くじの1セットと考えてください。
ジャンボ宝くじのように発売期間が長い宝くじは、1ユニットだけではとても足りません。
なので、ユニット数もどんどん増えていきます。
「1等が◯◯本」と書いてあっても1ユニットの中に◯◯本もの当たりが入っているわけではありません。
全てのユニットを合計した当たりの本数がポスターなどにデカデカと書かれているのです。
ユニット数が増えたからといって当たりにくくなるのかと言うと、そういうことではなく枚数的には増えても同じ組、同じ番号の宝くじが増えるだけなので、当たりの本数はユニット数によって変わってくるだけです。
例として平成29年の年末ジャンボの当せん金・本数を見てみます。
出典: 宝ニュース 平成29年12月号(第846号) 年忘れ!今年一番の運試し! 3つの「年末ジャンボ」は22日(金)まで! | 宝くじ公式サイト
等級等 | 当せん金 | 本数(25ユニット) |
1等 | 700,000,000円 | 25本 |
1等の前後賞 | 150,000,000円 | 50本 |
1等の組違い賞 | 300,000円 | 4,975本 |
2等 | 10,000,000円 | 500本 |
3等 | 1,000,000円 | 5,000本 |
4等 | 100,000円 | 35,000本 |
5等 | 10,000円 | 500,000本 |
6等 | 3,000円 | 5,000,000本 |
7等 | 300円 | 50,000,000本 |
7億円の当たりが25本ありました。
ユニット数は25です。
平成29年年末ジャンボの1ユニットの枚数は2,000万枚です。
この説明で何かわかりましたか?
7億円の当たりが25本も入っている!いっぱい入っているなぁではなく1ユニットに対して1本の当たりとなるのです。
ジャンボ宝くじは100000番~199999番の10万枚、組が01組~100組が通常ですが
10万枚の番号×200組の組=2,000万枚になります。
数字がいっぱいあって難しい…もう少しわかりやすく説明しますね。
組について
赤枠で囲んだところが組になります。
以下は年末ジャンボ宝くじを購入した時に、ついてくる組です。
01組
02組
03組
04組
05組
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200組
年末ジャンボ宝くじを購入すると01組~200組までランダムになります。
番号について
赤枠で囲んだ部分が番号になります。
年末ジャンボ宝くじに限らず番号は100000番代から始まります。
100000
100001
100002
100003
100004
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・
199999
年末ジャンボに限らずジャンボ宝くじは100000番代から始まる199999までのランダムでの購入になります。
ユニットについて
赤枠で囲んだ部分がユニットになります。
ユニット1
ユニット2
ユニット3
ユニット4
ユニット5
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ユニット25
ここで1ユニット2,000万枚に1等は1本になるのですが、その確率の低さを知るためにも以下を参考にして下さい。
2018年 年末ジャンボ当選番号
1等 | 7億円 | 165組 | 186859 |
1等の前後賞 | 1億5,000万円 | 1等の前後番号 | |
1等の組違い賞 | 30万円 | 1等の組違い同番号 | |
2等 | 1,000万円 | 4組 | 133153 |
3等 | 100万円 | 各組共通 | 194314 |
4等 | 10万円 | 各組共通 | 184793 |
4等 | 10万円 | 各組共通 | 152618 |
4等 | 10万円 | 各組共通 | 144606 |
4等 | 10万円 | 各組共通 | 145961 |
4等 | 10万円 | 各組共通 | 100987 |
4等 | 10万円 | 各組共通 | 188864 |
4等 | 10万円 | 各組共通 | 193880 |
5等 | 1万円 | 下3ケタ | 973 |
6等 | 3,000円 | 下2ケタ | 57 |
7等 | 300円 | 下1ケタ | 5 |
2,000万枚の枚数の中からたった1本の当たりが出るという計算になります。
これはジャンボ宝くじで、よく見かけるマジックなのです。
ユニット数が多ければ多いほど当たりの本数は多く見えてきますが、1ユニットに対して当たりは少ないということになりますね。
ところが1ユニット2,000万枚でない場合もあるのです。
1ユニットの枚数が1,000万枚の時がある
1ユニットの枚数はジャンボの種類により変わります!
例として以下をごらん下さい。
ジャンボ宝くじはプチかミニで1ユニット1,000万枚になったりします、大変膨大な枚数が発売されました。
まれにこんなこともあるので宝くじ売り場に貼ってあるポスターを隅から隅まで、小さな文字まで見落とさないようにしてください。
なんと1ユニット全てを購入することも可能です!
これなら絶対に1等が当たるのでぜひ買いたいですね!
ただしその場合は事前に宝くじ売り場にお願いをしに行かなくてはいけません。
そもそも1,000万枚も小さな宝くじ売り場に納品されることは不可能なので、最初からみずほ銀行に行って話をつけたほうが早いです。
とりあえず総額いくら必要なのか年末ジャンボ宝くじは1ユニット2,000万枚なので、これで計算していきたいと思います。
1ユニット枚数2,000万枚の総額を発表!
ジャンボ宝くじは1枚300円なので…
20,000,000×300=6,000,000,000円です。
んん?0がいっぱいありすぎてよく分からないかもしれませんが、総額60億円あれば1ユニット丸々購入することができます!
連番で買わないと前後賞がつかないので必ず連番で買いましょう!
でもちょっと待ってください。
よく考えてみると、確かに1ユニットに必ず1等前後賞を合わせて10億円が当たる計算になるので、当たったら嬉しい気持ちにはなります。
もし1ユニット2,000万枚を丸々購入したとしても…
しかし総額30億円も使っていたら20億円の損失が出ます。
これが1ユニット2,000万枚だった場合は総額が倍になるわけです。
損失も倍になりこれでは元を取ることもできず、宝くじで億万長者になることはできますが、買わない方が手元資金は減らないことになります。
う~ん…1ユニット2,000万枚を丸々買いはオススメできません。
そもそも30億円も宝くじにかける人がいるかどうかはわかりませんが、痛手が大きすぎます。
やっぱり宝くじは自分の買える分だけ購入をして、抽選日にドキドキしながら確認していくのが正しい楽しみ方なのです。
考えてみれば総額60億円だしたら、必ず1等前後が当たり、それが購入した以上に還元されたら、みんな何とかお金をかき集めてユニット買いをします。
この辺が上手くできているのです。
1ユニット1,000~2,000万枚の注意点!
ユニット丸々買いは非現実的だったので、ちまちまと色々な売り場を回って1袋ずつ(10枚)買っていくというアクティブな人もいますが、各売り場によって納品されているユニットが違うのです。
例えばA売り場では8ユニット、B売り場では14ユニットとユニット番号が違っています。
ほぼないとは思いますが、まれに違うユニットで同じ組同じ番号を購入してしまう場合もあるのです。
これだけの枚数が発売されているので全国各地の宝くじ売り場を回らなくてはいけないほどの天文学的数字にはなりますが、絶対にないとは言えません。
万が一ユニット違いの同じ組同じ番号が1等当選したら2倍に増えるわけですが、そこまでうまい話はありません。
せめて自分が購入した宝くじの組くらいは覚えておいた方が違うユニットでも同じ組、同じ番号を買うことを回避できます。
1ユニット2,000万枚のまとめ
1ユニット丸々買えば必ず1等は当選しますが、膨大なお金が必要な上に、損失の方が大きくなってしまいます。