ビンゴ5を始めとする数字選択式では、該当数字を一覧で表示し、各開催回ごとの当選番号だけ色を変更した「出目表」を活用して当選番号の予想がおこなわれる傾向にあります。
本記事では、ビンゴ5における出目表の見方を解説します。ビンゴ5で一般的に用いられる「5足す理論」や「41理論」を出目表から本当に正しいのかの検証にくわえ、出目表から判明した当選番号の傾向も紹介しますので、ぜひ最後まで内容をご確認ください。
Contents
ビンゴ5の出目表の見方を解説
ビンゴ5の出目表は主に2点を確認するために用いられるケースが多いです。
- 直近の当選番号の傾向に注目する
- 数字の川から大局の流れを確認する
それぞれ詳細を確認していきます。
①直近の当選番号の傾向に注目をする
直近の当選番号の傾向が確認できれば、その内容をふまえたうえで予想することができます。
以下は、2022年7月7日から直近10回に開催されたビンゴ5の出目表です。
上記の表のなかでとくに目をひくのは以下の項目です。
- 1〜5の枠において、2が4回連続で当選番号に選ばれていた
- 6〜10の枠では、6と8の出現回数が極めて少なかった
- 26〜30の枠では、27が当選番号に選ばれる回数が多かった
- 31〜35の枠では、31が直近10回で一度も当選番号に選ばれていなかった
- 36〜40の枠では、38が直近10回で一度も当選番号に選ばれていなかった
当選番号が意図的に選ばれているのであれば、直近で出やすい数字と出にくい数字を理解しておき、数字の選び方を工夫すれば当選確率が高まる可能性があります。
すべての当選番号を俯瞰で見れる出目表は直近の結果を把握するのに適したツールであると言えるでしょう。
②数字の川から大局の流れを確認する
出目表を用いれば、当選番号の流れである「数字の川」を把握できます。
数字の川とは、タレントの石原良純さんによって唱えられたとされる当選番号の予想方法です。当選番号が出目表の右上から左下、左上から右下に川が流れるように見える際にはその流れに従うことで高額当選を果たす可能性が高まるとされており、石原良純さんは、この方法で過去にミニロトで2回高額当選を果たしています。
ビンゴ5についてはミニロトやロト6とは異なり、5つの数字ごとのブロックから当選番号を選ぶ仕組みです。そのため、数字の川の有用性が低いケースもありますが、きれいな川の流れを描くこともあるので、その場合は流れに従った数字を当選番号に選んでみるのも1つの手です。
大局の数字の流れを確認できるのは出目表の強みの1つと言えます。
ビンゴ5の法則は正しいのか出目表から確認
ビンゴ5では当選番号に関して法則があると言われています。なかでも代表的なものは以下の2つです。
- 5足す理論
- 41理論
ここでは、上記2つの法則が本当に正しいのか、出目表を確認しながら確認します。
①5足す理論
5足す理論とは、隣の枠の数字に5を足した数字が当選番号に選ばれる可能性が高いとされる理論です。
たとえば、1〜5の枠で3を選んだら、その隣の6〜10の枠で3に5を足した8を選ぶとよいとされています。5足す理論については、すべての枠で法則に当てはめる必要はなく、1回の開催で1〜2個この理論を用いて数字を選ぶと当選確率が高まるようです。
この理論を上記でも使用した直近10回の出目表を用いて検証してみましょう。
上記を確認すると、10回中7回は5足す理論に当てはまっており、残りの3回は法則に当てはまっていないことが判明しました。
また、5足す理論が1回の開催で最大3回当てはまっている場合もあり、比較的信憑性は高いと考えられます。
直近10回ではなく、50回や100回の結果を出目表で確認しても、当てはまる確率は70〜80%程度となっており、予想方法として組み入れるのは有効と言えるでしょう。
②41理論
41理論とは、真ん中のFreeを介して向かい合う数字の合計が41になるというものです。
直近の272回の結果を実際のくじに当てはめると以下のようになります。
4 | 10 | 13 |
16 | Free | 22 |
30 | 32 | 39 |
上記の表の対角を合計した結果は以下のとおりです。
- 4+39=43
- 10+32=42
- 13+30=43
- 16+22=38
直近の回は41理論には当てはまっていませんでしたが、この理論はビンゴ5を長年購入している人のなかにも信じている人がおり、実際にこの法則どおりに当選番号が選ばれた回もありました。
41理論についても、5足す理論と同様に毎回1つ程度予想に組み入れるのがよいとされています。
41理論についても出目表から信憑性があるのか確認していきましょう。
結果的に41理論が当てはまっていたのは、10回中4回であり、5足す理論よりは出現頻度が低いという結果でした。50回や100回の結果を確認しても、出現確率は50%程度となっており、出現頻度が圧倒的に高いという訳ではありません。
数字を選ぶ指標の1つにはなりえますが、当選確率を高めたい場合は、5足す理論を積極的に用いるほうがよいと言えるでしょう。
出目表から判明したビンゴ5に関する気になるポイント
ここでは、ビンゴ5の出目表から確認できるデータのうちとくに気になる人が多いであろう以下の2つのポイントについて詳細を解説します。
- 前回と同じ数字が当選番号になる確率
- 当選番号に選ばれない数字
それぞれ詳細を確認しましょう。
①前回と同じ数字が当選番号になる確率
ビンゴ5は1つの枠に5つの数字しか記載されていないため、前回と同じ数字が当選番号に選ばれる確率が比較的高いとされています。
直近開催50回のビンゴ5で、前回と同じ数字が当選番号に選ばれなかったのはわずか7回でした。前回と同じ数字が当選番号に選ばれる確率は86%となっており、これは5足す理論よりも高い数字となっています。
そのため、ビンゴ5の当選番号を予想する場合には、少なくとも1つは前回の当選番号と同じ数字を予想するとよいことが分かります。
②当選番号に選ばれない数字
ビンゴ5は当選番号に偏りが出て、特定の数字が当選番号に選ばれない事態が継続することがあります。
出目表を確認すると直近開催50回のビンゴ5で特定の数字が当選番号に選ばれない期間継続したのは、32が38回連続で選ばれなかったケースです。
これは確率にすると天文学的にありえない確率ですが、実際に起こった出来事であり、ビンゴ5をする際にはこのような事態が起こり得ると理解しておく必要があります。
反対に同じ数字が当選番号が連続で当選番号に選ばれたのは、7回連続が最高でした。
出目表を確認すれば、上記のように当選番号の推移が一目で分かるので、ぜひ確認してみてください。
ビンゴ5の楽しみ方について解説
ビンゴ5は、出目表を確認するとさまざまな事実が判明しますが、予想する際に理解しておきたいのが、ビンゴ5の楽しみ方です。
ビンゴ5以外の宝くじは基本的に1等を狙うために購入します。この理由としては、1等と2等で当選金額の差が大きいだけでなく、3等以下の当選金額が圧倒的に低い点が挙げられます。
しかし、ビンゴ5は4等の見込み当選金でも、18,200円と比較的高額です。そのため、大当たりではなく、小当たりを目指したいという人にも適した宝くじとなっています。
このことから、ビンゴ5は1等狙いだけでなく、数万円〜数十万円が当たることを期待することを楽しむ宝くじと言えるでしょう。
そのため、出目表で過去の結果から1つでも当選番号を予想できれば十分に価値があり、ほかの宝くじ以上に出目表が重要な役割を果たすことが分かります。
ビンゴ5の当選確率については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてこちらもご確認ください。
ビンゴ5の出目を確認し、高額当選を目指そう
本記事ではビンゴ5の出目について解説しました。
ビンゴ5の出目表を確認するメリットには以下の2つがあります。
- 直近の当選番号の傾向に注目する
- 数字の川から大局の流れを確認する
ビンゴ5は3等以降の当選金額も高いため、出目表で当選番号を予想する価値はほかの宝くじと比較して高くなっています。過去の傾向を把握し、高額当選を目指しましょう。