パチンコを職業とし生計を立てるパチプロは現在でもおり、稼いでいる人も一定数います。一方でパチプロでは生計が立てられないため、辞めていった人がいるのも事実です。
本記事ではパチプロが現在でも稼げるのかを解説し、過去のパチプロと比較します。これからもパチプロは稼ぎ続けられるのかについても説明しますので、気になる人は最後まで記事の内容をご確認ください。
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パチプロは現在でも稼げる?月収から推定年収も予想
現在ではパチプロは稼げなくなったという話がありますが、なかには稼いでいる人もいるようです。
ここでは現在のパチプロの推定年収や勝つためのロジック、一日の流れを紹介します。
現在のパチプロの推定年収を紹介
Twitterでは、月末になると1ヶ月のパチンコの収支を報告する人が多数おり、報告する人のなかにはパチプロと思われる人もいます。
以下はパチンコの月の収支報告です。
最初に紹介したツイートの人は4月の月収が70万円近くとなっており、プロである可能性が高いと予想されます。月によって収入の上下はあるでしょうが、年収にすると1000万円を超えている可能性も十分に考えられるでしょう。
2つ目のツイートの人は1日で4万円近くを稼いでおり、仮に週5日パチンコをした場合の月収は80万円となり、こちらも年収は1000万円近い可能性があります。
上記の人たち以外にもTwitterやYouTubeでパチンコに関する情報発信している人が多く、情報発信しない人も含めると一定数はパチプロと呼ばれる人はいるようです。
また、一言でパチプロといっても、専業の人と兼業の人に分かれ、専業であれば月収20万円以上、兼業であれば10万円前後は稼いでいると予想されます。
上記をふまえると現在でもパチプロとしてお金を稼ぐのは不可能ではないと言えるでしょう。
パチプロの現在の勝ち方や一日の流れを紹介
パチプロとして稼いでいる人の戦略としては、以下の3つが考えられます。
- 設定狙い
- ハイエナ
- 遊タイム
上記いずれの戦略を取るにしても、パチンコの機器を見極める力や自制する力が求められ、何も知らない素人や欲に負けてしまうギャンブラーはパチプロとして生計を立てるのは難しいことが分かります。
パチプロになりたいと考える場合は、まずは情報を集め、適切なリスクを取りながら、自分に合う戦略を身につけることが重要です。
また、仕事をしないから楽と考えられることもあるパチプロですが、稼働時間が長くなるため、体力も必要です。以下はパチプロの一日のスケジュール例です。
- 9:00 開店前に狙い台のある店舗へ向かう
- 10:00〜22:00 店舗にてパチンコ
- 22:00〜 翌日の計画立て
稼働時間を確認すると、1日8時間働くサラリーマンよりも長いです。さらに、パチンコは大当たりした際の興奮やハマったときのストレスもあるので、想像以上に体力を奪われるでしょう。1店舗で思ったより出ない場合は、店舗を移動する必要もあります。
上記をふまえるとパチプロとして生きていくのは簡単ではないと言えます。
現在よりも稼げた?過去のパチプロについて解説
パチプロは、現在と比較すると過去のほうが稼げたという意見もあります。
過去にパチプロとして大金を稼いだ例としては、パチプロ集団の梁山泊が有名です。梁山泊は多くの事件があったことでも有名ですが、16名の集団で1日に350万円、半年で2億円ほどを稼いでいたそうです。
梁山泊が活動していた1990年代は連チャン機が全盛期の時代であり、「春一番」と呼ばれる機種を狙って全国を周っていたとされています。
また、梁山泊ほどではないにしても昔は年収3000万円近く稼ぐパチプロもいたとされており、過去のほうが稼ぎやすかったという意見は完全に否定はできません。また、機械のスペックも現在より高いものが多かったため、ハマった際の爆発力には期待が持てたでしょう。
とはいえ、パチプロとして活動し続ける人は、基本的に店舗や機械の隙を見つけて勝てるロジックを構築できる人です。6号機の導入でパチンコ業界は震撼しましたが、パチプロは状況に応じて柔軟に戦略を変えていることが予想され、現在のほうが稼いでいる人もいるでしょう。
そう考えると一概に過去のパチンコのほうが稼げたと言うことはできないかもしれません。
過去にパチプロだった人の末路と現在は?
現在でも活動中のパチプロはいますが、パチプロを辞めて別の仕事をしている人も多数います。ここではパチプロを辞めて成功している人とパチプロがうまくいかなくなってやめた人の2通りを紹介します。
パチプロを辞め、成功した人
パチプロを辞めて成功する人は、パチプロ時代も安定して勝っていたという人が多い印象です。ネットやSNSを調べたところ過去にパチプロで現在成功している人は以下の職業の人がいました。
- FXや仮想通貨のトレーダー
- マーケッター
- 企業の社長
隙を見つけて勝てるロジックを組み立てる能力の高い人は社会に出てもその能力を発揮できる可能性があります。また、FXや仮想通貨のトレーダーもパチンコで勝つのと似たところがあると予想され、こちらでも大金を稼いでいる人はいるようです。
パチプロがうまくいかなくてやめた人
ネット上にはパチプロとして活動していたがうまくいかなくなって、辞めてしまった人も多数いました。
以下はパチプロとしてうまくいかなくなった人の理由や声を集めたものです。
- 昔は1万円でも稼ぎが少ないと感じていたが、機種が代わり勝てなくなった。20代で仕事を辞めて一生パチプロとして稼いでいけるという考え方が甘かった。
- 数年打ち続けていた機種が撤廃になり、一気に稼げなくなった。会社員時代よりも体力的にきつい生活が続いていたところを気持ちでカバーしていたが、負け続けたことにより気持ちまでももたなくなった。
- 専業は無理。負けが続いたときに精神的に病んでしまいそうになったが、親や友人にパチプロをしているとは言えず、1人で抱え込むしかなかった。これからパチプロになろうと考えている人には無理だと強く伝えたい。
パチプロがうまくいかなくなった人は勝ちパターンが少なく、そのパターンがなくなった途端に勝てなくなったという人や負けが続いているときに精神的にも経済的にも苦しくなったという人が多かったです。
専業で負けが続けば、一方的にお金が減るだけでなく、人生を台無しにしてしまう可能性もあるので、いきなり専業になったり、軽い気持ちで専業になったりするのはおすすめできません。
パチプロに未来はある?
結論から言うと、パチプロは今後も勝ち続ける人もいるとは思いますが、規制が強化されていくにともない稼ぎ続けられるかはわかりません。
今後も勝ち続ける人がいると予想される理由としては、パチンコはこれまで数多くの改変があったにも関わらず勝ち続けている人がいる点が挙げられます。
パチプロのなかには4号機⇒5号機⇒6号機と複数に渡っておこなわれた改変に柔軟に対応してきた猛者がおり、仮に今後7号機などが登場したとしても機械の隙を見つけて勝つロジックを組み立てられる人は一定数はいるでしょう。完全に隙がない機械を作ってしまうと誰もパチンコをしなくなるので、パチプロが完全に稼げなくなる未来は想像するのが難しいです。
とはいえ、近年は規制が強化されているのも事実です。規制が変更され出玉が増えたという事例は過去になく、今後も規制の改正があれば、出玉はその都度減っていくと考えるのが自然でしょう。
稼げる金額が少なくなればパチプロの人口は減少する可能性が高くなることが予想されます。
上記の未来を考えても、パチンコが好きだからといってパチプロになるのは強くおすすめはできません。パチプロで食べていても将来的に稼げなくなり、再就職もできないという事態に陥るのは避ける必要があります。
パチプロの現在を理解しておこう
本記事では、パチプロの現在について解説しました。
現在でもパチプロとして稼いでいる人は一定数はいると予想され、なかには年収1000万円近い人もいるかもしれません。過去と比較すると稼げなくなったという声もありますが、どの時代でも機械の隙を見つけて勝てるロジックを自分で組み立てられる人は稼げる可能性が高い点は理解しておきましょう。
また、将来的にもパチプロが稼げるかはわからないため、安易な気持ちでパチプロになろうとするのはおすすめできません。パチプロになりたい場合は、生涯食べるのに困らない貯金ができてからにするなど、将来に不安を残さない形で目指すようにしましょう。