パチンコを打っていると誰でも一度は「遠隔操作」と言う言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
遠隔操作と聞くと店側がスイッチのようなものを操作し台の当たりを調整する、といったイメージですが実際のところはどういったものなのでしょうか。中には実際に摘発されたというニュースもありますので合わせてご紹介します。
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パチンコ店における遠隔操作とは
そもそもパチンコにおける「遠隔操作」とはどういったものか、ということですがこれには明確な定義はありません。グレーゾーンな行為であるため明確な定義はないのですが一般的にイメージされる遠隔操作は以下のようなものを指しています。
・店側が台の大当たりのタイミングを遠隔で操作する
・連チャンが続きそうになってきたら通常に落とす
・店側が贔屓にしている客にだけ連チャンを長く続けさせる
おおよそこれらの行為がパチンコ店における遠隔操作と言えるでしょう。
誰でも一度は疑ったことがあるのではないでしょうか。
そんな遠隔操作ですが本当に今でも実在するのでしょうか。
パチンコ店で遠隔操作は実在する?
パチンコ店に遠隔操作が実在するかどうかですが結論を言いますと「今はほぼ100%存在しない」と言えるでしょう。
「今は」というところがミソなのですが現代においてパチンコ店が遠隔操作をしても店側にメリットがほとんどなく、デメリットの方が多いためやるだけ損というものです。
以下ではなぜ実在しないのか、その理由を解説していきます。
店側のメリットが少ないため
遠隔操作をするとお客側の台を調整できるため、店側に勝つように調整することでメリットはあるように思えます。
しかしパチンコというものはそもそもお店側がトータルで勝つように設計されているギャンブルであるため、遠隔操作をする必要がないのです。
たとえ一人のお客が信じられないぐらい連チャンを重ねたとしてもその他大勢の人は基本的に負けるため収支のバランスが取れます。
そういった状況の中でリスクを負ってまで遠隔操作をする必要性は限りなく低いと言えるでしょう。
パチンコで勝てない理由がりたい人はこちらを参考にしてみてください。
万が一摘発された時のリスクが大きすぎる
パチンコ店が遠隔操作を行っていたということが万が一発覚し、摘発されると刑事事件に発展する可能性があり、そうなってしまうと店側が廃業に追い込まれてしまいます。
それがもしグループ展開している1店舗だけの話であったとしても、グループ全体に影響を与え深刻なダメージを残すことになるでしょう。
そういったリスクを負ってまで遠隔操作を行うメリットがないため、遠隔操作は実在しないといっても良いでしょう。
10年以上前には摘発され大ニュースになった
実は10年以上前に実際にパチンコ店が遠隔操作をし、客側の大当たりを調整していたとし、摘発され大ニュースになったことがあるのです。
ですので10年以上前には確実に「遠隔操作は実在していた」と言えます。
しかし、そのニュースが大ニュースになり業界全体に対して不信感を持たれるようになってしまったため、監視の目も強化されました。
そういった中でリスクを負ってまで遠隔操作を行うメリットはないと言えるのでニュースになって10年以上経過した今では、遠隔操作はほぼ実在しないといっても問題なさそうです。
実際に摘発されたパチンコ遠隔操作の実例
実際にパチンコ店が遠隔操作を行い摘発された当時のニュース映像がYouTubeにありましたのでご紹介します。
この動画によると横浜にあったとあるパチンコ店で常連客やサクラに対して遠隔操作を行っていたようです。
事務所側で台に操作するボタンがありそれを押すことで任意の台を大当たり状態にすることができる、というものです。
常連客やサクラに対して優遇していたとなっては他のお客からしたら溜まったものではないですよね。
このニュースが大ニュースになりこの店は風営法違反で検挙され廃業に追い込まれました。
それでも遠隔操作を疑ってしまう気持ち
パチンコ店で遠隔操作が実際に行われたのは10年以上前のことであり、今ではほぼ実在しないといっても良いのになぜ今でも疑ってしまうのでしょうか。
疑ってしまいたくなる心情を解説してみます。
大当たりの確率分母以上の大ハマりを経験してしまう
パチンコの大当たりの確率は現行機では1/319が最も当たりづらい確率になっています。
確率が1/319ということは300回程度打てば1回は当たるだろうと思いパチンコを打ち続けてしまいます。
にも関わらず1000回転以上回しても当たらないということがよくあるかと思います。
確率の3倍以上大ハマりしてしまい当たらないということが続けば店側の遠隔操作を疑ってしまうことも無理はないですよね。
しかし、確率はどこまで行っても確率であり極論を言えば1万回回して当たらないといったこともあり得てしまうのです。(1日で打ち切れる回転数ではないため非現実的ですが)
ですのでいくら台が確率分母を超え当たらなかったとしても遠隔操作とは関係がないのです。
島の中で周りが当たっているので自分だけ当たらない
20台以上ある人気機種の島の中で朝一から打っていたとして、周りの人がみんな大当たりをしているのに自分だけいつまで経っても当たらない、という経験を誰しも一度は経験したことがあるかと思います。
周りの10台以上で大当たりが出ているのに対して自分だけ出ないのはおかしい、と思ってしまう気持ちはわかります。
しかしこれも別に珍しい現象ではないので、自分だけ当たらないからといって遠隔操作を疑う必要はありません。
転落率が100分の1以下なのにすぐに毎回転落してしまう
また、大当たり中に一定確率で通常モードに転落してしまうという機種であった場合に、その確率が100分の1以下であるにも関わらず毎回すぐ転落してしまう、ということもよくあるかと思います。
大当たりの確率分母は平気で超えてくるのに転落時の確率だけはすぐに引いてしまうというイメージが多いのではないでしょうか。
長い目で見れば確率なのでどちらかに収束するものですが2,3回そういったことが続くだけで遠隔操作を疑いたくなってしまうものです。
確率は所詮確率、と割り切ってすぐ転落したからといって遠隔操作されているわけではないのです。
パチンコ店で負けないように立ち回る方法
遠隔操作が実在しないからといってパチンコで負けてばかりだ、という方は多いかと思います。
パチンコはギャンブルであるためどうしても勝つためには運の要素が関わってきます。
その中でも勝つ確率を少しでも上げるための方法をご紹介します。
確率分母以上にハマったら即辞めする
パチンコ台には1台ずつ大当たりの確率というものが明確に定められています。
あくまで確率であるため一定回転数以内の大当たりを保証するものではありません。
しかし、確率分母を超えて打ち続けてしまうと「これだけ回してるんだ、もうそろそろ当たるはず」「流石に1,000回転ハマるなんてことはない」と思い込んでしまい負けを重ねてしまうということがよくあります。
そういったことを避けるためにも、確率分母以上にハマった際はその台と相性が良くないと判断して即辞めをし、違う台を選ぶか違う日に来店するようにしましょう。
期待値を計算して立ち回る
パチンコには「期待値」という概念がります。
台の回転数や大当たり時の出玉、トータル確率などを参考に算出される値なのですが、1日中その台を打ち続けた場合の仮想の収支を計算することができます。
100%正確に収支を予測できるものではないのですが、何のデータも持たず完全に運任せで勝負することに比べたら負けることは減るはずです。
期待値を計算し、勝てる台だと判断できない場合は無理に打ち続けないようにしましょう。
期待値に関して詳しく知りたい方はこちらを参照してください。
まとめ
パチンコ店に遠隔操作はほぼ実在しない、ということがおわかりいただけたかと思います。
しかし、心理的に遠隔操作を疑いたくなる気持ちもわかります。
確率はあくまでも確率と割り切ってパチンコで勝つための立ち回りを理解し、冷静に立ち回るようにしましょう。