競馬史上最高配当を望める夢の馬券がWin5です。
2020年1月11日には4億8000万円という超高額配当を記録しました。
まさに夢のある馬券ですが、それなりに的中させるのも難しくなっています。
そんなWin5の予想はどうすれば的中しやすいのでしょうか。
ここではWin5にまだ挑戦したことのない人も含めて、Win5の概要と予想の仕方を解説していきます。
Win5とは
まずWin5がどのような馬券なのか知らない人のために説明します。
Win5とはメーンレースから遡って5つのレースの勝ち馬をすべて的中させる馬券になります。
5つのレースの単勝馬券を全的中するのと同じですが、単勝馬券を1レース単位で購入するのではなく、5つまとめなければならないので、1レースあたりの点数を増やすほど、全体の購入金額が上がっていきます。
過去最高のWin5の払戻金は先述の4億円を超える配当で複数回あります。
一方で最低配当は6,000円程度に収まることもあるのです。億を超える金額が100円から購入できるのでまさに夢の馬券ともいえますが、もちろん億を超える的中率はかなり低いものといえます。
また宝くじのようにキャリーオーバーも発生することがあります。
Win5の馬券は現金購入できません。
競馬場の指定席でもUMACAでキャッシュレス投票ができますが、ほとんどの人はインターネット投票をしています。
Win5の対象となるのは基本的に東西のメーンレースとなる11レースから遡りますが、3場開催では10レースまでとなり、2場開催の場合では9レースが指定レースになることもあります。
Win5は日曜日のみ実施されるのがほとんどですが、3日間開催や年始の金杯が行われる1月5日、または年末に行われる有馬記念の前日といった特別な開催日にもWin5の馬券が発売されます。
JRAでは普段からメーンを11レースにしていますが、ジャパンカップや日本ダービー、有馬記念といった格式高いG1レースのある日だと12レースや9レースがメーンレースとなることもあるので注意が必要です。
Win5の組み合わせ点数
Win5で馬券を購入する場合、気になるのが組み合わせによる点数です。
ちなみにすべてのレースがフルゲート18頭立てで全通りを購入した場合、188万9568点にも及びます。
すべて購入するには1億8,895万円もの大金が必要になります。
一番買いやすいともいえる1レースにつき2頭ずつ選ぶ場合だと、5レースで32点買いとなります。
もちろんながら1レースだけ10頭買いにして残りを1頭ずつ選ぶことも可能です。
いろんな組み合わせができるので、自信のあるレースには点数を絞っておき、難解なレースには手を広くすることもできます。
それでは代表的に5頭までを同じ頭数で購入した場合をみていきましょう。
対象レース | 点数 | ||||
1レース目 | 2レース目 | 3レース目 | 4レース目 | 5レース目 | |
2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 32点 |
3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 243点 |
4 | 4 | 4 | 4 | 4 | 1,024点 |
5 | 5 | 5 | 5 | 5 | 3,125点 |
このように全レース2頭ずつ選んだ場合には32点になりますが、3頭ずつ選ぶと一気に点数が跳ね上がります。
5頭ずつ選ぶには30万円もの資金が必要となるのです。
フルゲートになるとそれだけ予想も難解になりますので、ある程度点数を絞った買い方にすると点数がどうなるかみていきましょう。
対象レース | 点数 | ||||
1個の日 | 2年 | 3年 | 4年 | 5. | |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 120 |
1 | 2 | 2 | 3 | 4 | 24 |
1 | 1 | 3 | 5 | 10 | 150 |
2 | 2 | 3 | 4 | 4 | 192 |
2 | 3 | 3 | 3 | 4 | 216 |
1 | 1 | 1 | 2 | 5 | 10 |
1 | 1 | 2 | 2 | 5 | 20 |
1 | 1 | 2 | 3 | 5 | 30 |
ざっくりとした感じになりましたが、やはり1つでも1頭選択したほうが点数を絞れます。もしも自信のあるレースが2レースほどあれば、他のレースの買い目を増やしても合計点数を抑えることも可能です。
Win5で狙いたい予想
ではWin5で狙いたい予想を解説していきます。
何でも買い目を広げればいいというものではありません。
もちろん4レース目まで的中していて、最後の5レース目を外した場合は全通り買いしておけばよかったと嘆くこともあるでしょう。
しかし、Win5はギャンブルですので、こればかりは仕方がありません。
手を広げ過ぎると的中率も上がりますが、毎週の資金が底を尽く方が早くなるだけです。
できるだけ点数を絞った上手な買い方をするように心がけましょう。
そのためにもしっかりとした予想の買い方をしなくてはなりません。
Win5では勝負した人気の本命がある場合、あえて1点に絞った予想が無難です。堅いと思ったら点数を絞りましょう。
特にG1に出走するような強烈な強さを持った勝率の高い人気馬の場合は1点に絞ったほうがいいです。
たとえば2020年を席巻したコントレイルやデアリングダクトのように無敗の三冠馬や勝率の高いアーモンドアイにグランアレグリアといった名馬はWin5の1頭絞りには抜群の相性を誇ります。
確かにこの4頭とも負けてもいますが、それでも勝率の高さは他の馬を圧倒しています。
このような堅い決着になりそうな馬をG1以外の対象レースで見つけることができれば、2レース分が1頭絞り可能となります。
先述の表下部にあるような30点買いはまさに理想的といえ、2レース分を1頭絞りにしておき、やや評価が分かれる1レースを2頭にして、少し予想が難解なレースを3頭・5頭絞りにしておけば、3,000円の軍資金でWin5の予想が楽しめます。
また、これには出走頭数という枠もありますので、10頭立て以下の小頭数が対象レースになることも珍しくありません。
出走頭数が少ないレースは点数を絞るといった考え方も必要になっていきます。
ちなみに3レース目が2頭絞りになっていますが、これを3頭にしても全体的に45点買いとなり、4レース目を4頭に絞っても40点買いとなるのでそれほど大きい出費とはいえません。
5頭絞りのレースには穴馬を選んでおきましょう。
特に前走好成績を残したにも関わらず開催条件や騎手の成績で人気を落とした場合やハンデ戦で恩恵を受けた馬には要注意です。
この考え方でいくとWin5を毎週購入するのではなく、堅そうな決着が見込める2レースほどが見つかればWin5勝負するのも予想の仕方といえるでしょう。
Win5の予想ポイント |
・人気馬であっても勝率の高そうな馬は1頭に絞る |
・2レースほど堅い決着が見込めそうなレースを選ぶ |
・小頭数のレースは点数を絞る |
・難解なレースは3~5頭絞りにするなど手を広げる |
・毎週購入するのではなく、上記が守られなければ回避するのも大事 |
・ハンデ戦や前走好走したのに開催条件や騎手成績で人気を落とした馬は穴で狙う |
Win5では高額配当よりも数十万円~100万円超えを狙おう
Win5は夢の馬券ですのでやっぱり億単位や数千万円は欲しいところです。
ただ、これは宝くじにもいえますが、かなり確率の低いことであり、まったく人気のない馬が2レースはこないと無理といえます。
そこで狙いたいのが3~5頭絞りのレースに穴馬を絡めることです。
もちろん本命馬も含めながらですが、これによって数十万円程度の配当を見込めます。2レース分で本命の堅い人気馬が絡んでいても、他のレースの穴馬によっては100万円を超える高額配当も期待できます。
ここで一例をみていきます。
2020年の毎日王冠が行われたレースです。このレースではサリオスが1.3倍で断トツ人気に応えましたが、払戻金は222,760円となりました。
2020年10/11
京都10R | 東京10R | 新潟11R | 京都11R | 東京11R | 払戻金 |
1人:2.8倍 | 1人:2.7倍 | 6人:15.4倍 | 3人:6.2倍 | 1人:1.3倍 | 222,760円 |
どうでしょうか。
単勝1番人気が3レースにも及び、すべて3倍台以下という本命になっているので的中しやすいといえます。
また京都メーンの京都大賞典も上位人気3頭で決着しているので力関係は分かりやすくなっており、新潟はフルゲート18頭でしたが人気が割れていたので6番人気でも15倍台と買えないオッズとはいえません。
このWin5だと3,000円の購入金額で20万円を手にすることもそれほど難しくなかったともいえるでしょう。
このようなレースを如何に抑えるかがポイントといえます。
もう一つの例をみていきましょう。2020年12月26日に行われたWin5です。
対象レースには中山大障害とホープフルSと2つのG1があり、どちらも1番人気が勝利しました。
払戻金は20,730,220円とかなりの高配当になっています。
2020/12/26
中山10R | 阪神10R | 中山11R | 阪神11R | 中山12R | 払戻金 |
1人:1.7倍 | 3人:5.1倍 | 1人:2.1倍 | 4人:9.6倍 | 12人:72.4倍 | 20,730,220円 |
有馬記念の前日とあって土曜日にもG1が組まれており、Win5が発売されました。
中山10レースの中山大障害では圧倒的1番人気のメイショウダッサイが勝ち、中山11レースのホープフルSではこちらも高い支持を集めた2戦2勝のダノンザキッドが勝ちました。
あとは阪神10レースと11レースの上位人気馬を2~3頭絞りで選択すればOKです。
難解な中山12レースのグレイトフルSでは外枠の人気薄ジャコマルが逃げ切り勝ちを収めましたが、同馬は前走の福島で0.2秒差の3着に惜敗し、今回はハンデ54キロの恩恵を受けての出走だっただけにこの人気のなさは盲点ともいえました。
このレースは昇級戦の馬たちが人気を分け合っており、5頭絞りでジャコマルを抑えるのは決して不可能は予想とはいえません。
終わってからだと何でもいえるのですが、この組み合わせで220万円もの大金を手にすることができるのなら、先述した予想のポイントも非常に参考になるでしょう。
また、買い方や組み合わせ、当てるコツを知りたい方は以下をご覧ください。
まとめ
Win5はメーンレースから遡って連続する5つのレースの勝ち馬をすべて的中させる馬券です。
キャリーオーバーもあって過去最高払戻金額は4億8,000万円を超える夢のある馬券となっています。
もちろん、それだけに的中させるのが難しいのですが、ここで紹介した予想ポイントと組み合わせを実践しておけば数十万円から100万円を超える高配当を手にするのも可能となります。
あくまで手を広げ過ぎず、毎週購入するのではなくて本命が堅そうな対象レースが2つほどあるときを狙って勝負するように心がけましょう。