当選金額が大きく、キャリーオーバーしている際には10億円を超える大金を手にするチャンスがある宝くじがロト7です。
ロト7は2021年にキャリーオーバーの金額が過去最大に達したことで話題となりましたが、この記事では、ロト7のキャリーオーバーについて徹底解説していきます。
キャリーオーバーの仕組みの他に、ロト7における過去のキャリーオーバーの推移や当選金額、期待値、キャリーオーバー時に出やすい数字についても紹介しますので、気になる方は是非最後まで記事をご覧ください。
Contents
ロト7とキャリーオーバーの仕組みについて解説
ロト7におけるキャリーオーバーの過去の統計を確認する前に、まずはロト7の仕組みやキャリーオーバーについて理解することが重要です。
それぞれについて詳しく確認していきましょう。
ロト7の仕組みを紹介
ロト7は、1~37の数字の中から自分で好きな数字を7つ選び、選んだ7つの数字が抽選結果と完全に一致していた場合に1等当選となります。
1等の当選金額は6億円となっており、これは数ある宝くじの中でもトップクラスの金額であるため、ロト7には夢があると言えるのではないでしょうか。
また、ロト7は1等が外れた場合にも当選のチャンスがあります。
2等~6等の当選金額と当選条件に関しては以下の通りです。
等級 | 当選金額 | 当選条件 |
2等 | 728万円(理論値) | 選んだ7個の数字の内6個が一致し、さらに申込数字の残り1個がボーナス数字2個の内1個に一致 |
3等 | 727,900円(理論値) | 選んだ7個の数字の内6個が一致 |
4等 | 9,100円(理論値) | 選んだ数字7個の内5個が一致 |
5等 | 1,400円 | 選んだ数字7個の内4個が一致 |
6等 | 1,000円 | 選んだ7個の数字の内3個が一致し、さらに申込数字の残り1個がボーナス数字2個の内1個に一致 |
2等と6等に関しては、本数字とは別に選ばれた2つのボーナス数字によって当選者が選出されるという点は理解しておきたいポイントです。
2等と3等の当選確率は、約1/735,391となっており、他の宝くじと比較した場合でも決して低い数字とは言えません。
また、ロト7はコンピューターが自動で7つの番号選択するクイックピックと呼ばれる方法があるため、自分で番号を選ぶのが面倒だという方はこちらを利用してみて下さい。
キャリーオーバーの仕組みについて解説
ロト7の最大の特徴は、キャリーオーバー制度がある点となっており、キャリーオーバーされている場合の1等の当選金額は10億円となります。
キャリーオーバーとは、前開催から繰り越された配当金のこと。
1等が出なかった場合や当選者が出ても配当金が余った場合でも配当金が繰り越されるため、ロト7の場合は1等の当選者が出なければ、次回開催の配当金が多くなる仕組みです。
上記は2021年10月8日に開催されたロト7の結果ですが、1等の当選者はいませんでした。
2等の約1,400万円に当選したくじが4口あり、この場合は約3億5,400万円が次回開催にキャリーオーバーされる形となります。
ジャンボ宝くじ等の場合は、1等の当選者がいなければ当選者なしとなり、くじの購入者への還元等はないため、キャリーオーバーのあるくじの方が購入者にはメリットがあると言えるでしょう。
キャリーオーバーがある宝くじは、ロト7の他にもロト6やtotoがあります。
ロト7における過去のキャリーオーバーについて徹底解説
ロト7がキャリーオーバーされている際の1等の当選金額は最大10億円ですが、これまでどのようにロト7のキャリーオーバーの金額が推移してきたのか気になる方は多いのではないでしょうか。
ここでは、ロト7のキャリーオーバーの推移を紹介し、過去最高金額やキャリーオーバーが発生しない割合についても確認しいきます。
過去のロト7のキャリーオーバーの推移について
ロト7のキャリーオーバーに関して、過去30回の金額の推移は以下の通りです。
回 | 抽選日 | 1等当選金額 | キャリーオーバー |
440 | 2021/10/8 | 該当なし | 354,102,975 |
439 | 2021/10/1 | 88,576,400 | 0 |
438 | 2021/9/24 | 178,941,700 | 0 |
437 | 2021/9/17 | 179,193,600 | 0 |
436 | 2021/9/10 | 369,299,700 | 0 |
435 | 2021/9/3 | 381,436,800 | 0 |
434 | 2021/8/27 | 380,539,500 | 0 |
433 | 2021/8/20 | 924,772,200 | 0 |
432 | 2021/8/13 | 該当なし | 2,230,422,760 |
431 | 2021/8/6 | 該当なし | 1,739,327,690 |
430 | 2021/7/30 | 該当なし | 1,245,188,435 |
429 | 2021/7/23 | 該当なし | 789,467,390 |
428 | 2021/7/16 | 該当なし | 372,261,370 |
427 | 2021/7/9 | 383,434,200 | 0 |
426 | 2021/7/2 | 1,000,000,000 | 316,221,110 |
425 | 2021/6/25 | 該当なし | 831,040,900 |
424 | 2021/6/18 | 該当なし | 396,864,750 |
423 | 2021/6/11 | 849,866,300 | 0 |
422 | 2021/6/4 | 該当なし | 1,233,906,425 |
421 | 2021/5/28 | 該当なし | 794,723,940 |
420 | 2021/5/21 | 該当なし | 375,095,330 |
419 | 2021/5/14 | 190,298,900 | 0 |
418 | 2021/5/7 | 389,059,300 | 0 |
417 | 2021/4/30 | 209,683,200 | 0 |
416 | 2021/4/23 | 429,819,100 | 0 |
415 | 2021/4/16 | 916,445,700 | 0 |
414 | 2021/4/9 | 1,000,000,000 | 4,871,127,215 |
413 | 2021/4/2 | 1,000,000,000 | 5,226,989,110 |
412 | 2021/3/26 | 該当なし | 5,499,152,315 |
411 | 2021/3/19 | 1,000,000,000 | 4,852,667,870 |
411回~414回開催まではキャリーオーバーの金額がかなりの高水準で推移していましたが、その後はキャリーオーバーなしの状況が続きました。
その後428回~432回までは、1等の該当者がいなかったものの、直近で開催されたロト7では高い確率で毎回1等当選者が出ている状況です。
ロト7に関しては、上記の表が示す通り、キャリーオーバーの金額が高くなる時期とキャリーオーバーがない時期のいずれも続く傾向にあります。
過去に話題となったのが、第396回~403回開催のロト7となっており、この間1等の当選者は1人も出ずにキャリーオーバーの金額が増加していく傾向にありました。
なぜこのような傾向が出るのかは不明となっていますが、購入者としては、キャリーオーバー発生時にロト7を購入した方が良いので、トレンドを押さえてくじを購入するようにしましょう。
ロト7におけるキャリーオーバーの過去最高額は?
ロト7のキャリーオーバーの過去最高額は、2021年2月26日に抽選された第408回となっています。
この際のキャリーオーバーの金額は、58億2,684万7,840円です。
以下は、ロト7におけるキャリーオーバーの金額歴代トップ10です。
順位 | 回数 | 抽選日 | キャリーオーバー金額 |
1位 | 第408回 | 2021/2/26 | 5,826,847,840 |
2位 | 第412回 | 2021/3/26 | 5,499,152,315 |
3位 | 第413回 | 2021/4/2 | 5,226,989,110 |
4位 | 第410回 | 2021/3/12 | 5,192,036,460 |
5位 | 第407回 | 2021/2/19 | 5,124,236,005 |
6位 | 第414回 | 2021/4/9 | 4,871,127,215 |
7位 | 第411回 | 2021/3/19 | 4,852,667,870 |
8位 | 第409回 | 2021/3/5 | 4,541,466,095 |
9位 | 第406回 | 2021/2/12 | 4,469,314,595 |
10位 | 第403回 | 2021/1/22 | 4,415,642,950 |
この表を確認するとトップ10は全て2021年に開催されたロト7で発生したものとなっており、2021年の上半期は異常な金額でキャリーオーバーが推移していたと言えるのではないでしょうか。
2021年にキャリーオーバーの金額が高くなった要因については、キャリーオーバーの金額が高まったことで、同じ数字で複数枚くじを購入する人が増加したことが考えられます。
ロト7は、ジャンボ宝くじ等とは異なり、1人が同じ数字を選んだくじを複数枚購入することが可能です。
キャリーオーバーが高水準で推移しているのであれば、同じ数字でくじを購入し、1等に当選すれば、20億円や30億円といった金額を手にすることができ、一度に数十億円を手にするために多くの人が同じ番号でくじを購入した可能性は十分に考えられるでしょう。
2021年上半期の異常に積み上がったキャリーオーバーは、第415回に6口の1等が出たことで0円となりますが、同一人物が複数枚口購入し、数十億円という金額を手にしたのかもしれません。
ロト7でキャリーオーバーがない割合を解説
ロト7においては、キャリーオーバーが出る場合と出ない場合がありますが、これまでの440回開催されたロト7の内300回でキャリーオーバーが発生しています。
キャリーオーバーが発生する確率は68%、キャリーオーバーが発生しない確率は32%となっており、高確率でキャリーオーバーは発生すると考えても良いでしょう。
また、直近30回のロト7ではキャリーオーバーが発生しなかったケースが、14回もあり、キャリーオーバーが発生する確率は53.3%と低くなっています。
上記のようにキャリーオーバーが発生しない確率が高い場合は、ロト7の購入を控えて、キャリーオーバーがある場合のみロト7を購入するというのも有効な戦術と言えるのではないでしょうか。
ロト7がキャリーオーバーしている際によく出る数字は?期待値も解説
ロト7はキャリーオーバー時にくじを購入した方が当選金額が高くなるため、おすすめですが、キャリーオーバー時に出やすい数字はあるのか気になる方は多いのではないでしょうか。
ここでは、キャリーオーバー時に出やすい数字について解説し、ロト7がキャリーオーバーしている場合と、していない場合の期待値の差についても紹介します。
ロト7がキャリーオーバーしている際によく出る数字はある?
キャリーオーバーに関係なく、これまでロト7で当選が出た回数が多い数字TOP5は以下の通りです。
順位 | 出現回数 | 数字 |
1位 | 99 | 15 |
2位 | 97 | 9 |
3位 | 95 | 30 |
4位 | 94 | 13 |
5位 | 93 | 35 |
この表を確認すると、15、9、30という数字がよく出ることが分かりますが、キャリーオーバー発生時に当選した数字を見てみると異なる結果となります。
キャリーオーバー発生時に当選が出た回数が多い数字TOP5は以下の通りです。
順位 | 出現回数 | 数字 |
1位 | 76 | 35 |
2位 | 67 | 15 |
3位 | 67 | 30 |
4位 | 66 | 9 |
4位 | 66 | 10 |
上記からキャリーオーバー発生時によく出る数字とこれまでのロト7で当選回数が多かった数字TOP5は異なることが分かります。
キャリーオーバー発生時には35が当選番号に選ばれる可能性が圧倒的に多くなっているのも面白い傾向と言えるでしょう。
また、キャリーオーバーが発生し、1等の当選金額が10億となっている場合には、下一桁に同じ数字が2個以上選ばれることが多く、中でも5と7が選ばれる可能性が高くなっています。
5と35、17と27の組み合わせは過去に3度も出ているため、この数字には注目しておくと良いかもしれません。
ロト7はキャリーオーバー時に買った方がいい!期待値について解説
ロト7に関しては、キャリーオーバー時に購入した方が良いことが期待値にも表れています。
ギャンブルの期待値とは、掛け金に対して戻ってくる見込み金額のことです。
期待値が高まるほど、プレイヤーに有利なギャンブルとなり、キャリーオーバーが発生しない場合のロト7の期待値は約133円となっています。
ロト7の1口の購入金額は300円であるため、ギャンブルとしてはプレイヤーに不利と言えるかもしれません。
しかし、ロト7の期待値はキャリーオーバーが発生し、1等当選金額が10億円の場合には約172円まで上がります。
これは、他の宝くじと比較すると高い数値となっており、ロト7を購入する場合はキャリーオーバーが発生している際の方が良いと言えるのではないでしょうか。
キャリーオーバーが発生し、10億円当選の可能性がある場合には、是非ロト7の購入を検討してみて下さい。
キャリーオーバーがあるロト7を購入してみよう
この記事ではロト7のキャリーオーバーについて解説しました。
ロト7ではキャリーオーバーがある場合は、1等の当選金額は最大10億円に達し、過去には50億円を超えるキャリーオーバーが発生したこともあります。
また、キャリーオーバーが発生時に当選しやすい数字もデータとして表れているため、こちらも合わせて確認するようにしましょう。
この記事がロト7のキャリーオーバーについて知りたいという方の参考になれば幸いです。