宝くじは様々な種類がありますが、その中でも特に人気が高いものは、ジャンボ宝くじとスクラッチではないでしょうか?
ジャンボ宝くじは何と言っても、当選金が高額で億万長者がたくさん出ることで有名ですね。
毎年12月には年末ジャンボを求める人の列が話題になっています。
一方、スクラッチはジャンボ宝くじほど、当選金は高額ではありませんが、削ったその場で当たりが分かるため「すぐに結果を知りたい」という方に人気のくじです。
今回、このジャンボ宝くじとスクラッチでは、どちらが当たりやすいのかを検証していきます。
Contents
ジャンボ宝くじについて
ジャンボ宝くじは、
- バレンタインジャンボ
- ドリームジャンボ
- サマージャンボ
- ハロウィンジャンボ
- 年末ジャンボ
などの種類があります。
種類によって販売時期や当選金額、当選本数などが異なります。
今回は、ジャンボ宝くじの中でも1等の当選金額が1番高額な年末ジャンボの当選確率を調べたいと思います。
年末ジャンボ宝くじの当選本数は?
年末ジャンボ宝くじ (第818回) 販売価格 1枚300円
等級等 | 当選金額 | 当選本数 |
1等 | 700,000,000円 | 23本 |
1等の前後賞 | 150,000,000円 | 46本 |
1等の組違い賞 | 100,000円 | 4,577本 |
2等 | 10,000,000円 | 69本 |
3等 | 1,000,000円 | 2,300本 |
4等 | 100,000円 | 46,000本 |
5等 | 10,000円 | 920,000本 |
6等 | 3,000円 | 4,600,000本 |
7等 | 300円 | 46,000,000本 |
年末ラッキー賞 | 20,000円 | 46,000本 |
年末ジャンボ宝くじは1等7億円が23本も出る、超ビックな宝くじですね。
年末ラッキー賞もあり、たくさんの人に当選するチャンスがあります。
年末ジャンボ宝くじの当選確率は?
年末ジャンボ宝くじの当選確率を調べてみましょう。
まずは、総発売枚数を求めます。
宝くじ公式サイトより年末ジャンボの発売総額は1,380億円と発表されました。
1枚300円で販売されています。
138,000,000,000÷300=460,000,000
総販売枚数は4億6千万枚ということになります。
年末ジャンボの当選本数は1等~7等と年末ラッキー賞を全て足すと、51,619,015本です。
460,000,000÷51,619,015=8.91となります。
(総販売枚数÷当選本数)
これは、年末ジャンボ宝くじを8枚購入し1枚当選するという計算になります。
当選倍率は8.9倍ですね。
また、当選確率は1÷8.91=0.112なので、約11%になります。
スクラッチの当選本数は?
では次にスクラッチの当選本数を見てみましょう。
今回は、スクラッチも当選金が高額なもので比較をするために、史上最も当選金額が高かった「ドラゴンボールスクラッチ」を調べます。
ドラゴンボールスクラッチ 孫悟空2 オラに元気を!元気玉!(第735回全国自治宝くじ)
販売金額 1枚300円
等級等 | 当選金額 | 当選本数 |
1等 | 100,000,000円 | 5本 |
2等 | 1,000,000円 | 200本 |
3等 | 40,000円 | 5,000本 |
4等 | 4,000円 | 50,000本 |
5等 | 300円 | 1,000,000本 |
スクラッチの1等の当選金額が1億円のものもあるんですね。
このスクラッチは史上初の1億円スクラッチとして、とても人気がありました。
史上最高額スクラッチの当選確率は?
それでは、スクラッチの当選確率を調べてみましょう。
スクラッチはジャンボ宝くじと違い、販売総額や総販売枚数などが公表されていません。
そこで、総販売枚数を計算するところから始めます。
一般的に、宝くじの末等は総販売枚数の10分の1とされています。
(ジャンボ宝くじなどの末等の当選番号は下一桁なので、10枚に1枚は当選するという計算です。)
これをスクラッチの5等当選本数に当てはめてみましょう。
1,000,000本×10=10,000,000本になります。
スクラッチの1等~5等までの当選本数の合計は1,055,205本です。
10,000,000本÷1,055,205=9.47
(総販売枚数÷当選本数)
これは、スクラッチを9枚購入して1枚当選する計算になります。
当選倍率は9.4倍ですね。
また、当選確率は1÷9.47=0.105なので、約10%になります。
このスクラッチは1等の当選金額が最高額だから当選本数が少ないんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、もう1つスクラッチの当選確率を同じように計算してみます。
当選金が低めのスクラッチの当選確率は?
パズルスクラッチ パンダ&コアラ(第851回全国自治宝くじ) 販売価格100円
等級等 | 当選金額 | 当選本数 |
1等 | 30,000円 | 1,600本 |
2等 | 500円 | 48,000本 |
3等 | 100円 | 1,200,000本 |
この宝くじは1等3万円が1,600本と当選金額は低いものの、当選本数が多いスクラッチになっています。
当選金が低めのスクラッチの当選確率は(計算式は省略しました)
12,000,000÷1,249,600=9.60
当選倍率は9.6倍
当選確率は約10%になりました。
ジャンボ宝くじとスクラッチの当選確率について表でまとめました。
当選倍率 | 当選確率 | |
年末ジャンボ宝くじ | 8.9倍 | 約11% |
史上最高額スクラッチ | 9.4倍 | 約10% |
当選金が低めのスクラッチ | 9.6倍 | 約10% |
この表をみると、年末ジャンボ宝くじとスクラッチでは、年末ジャンボ宝くじの方が当たりやすいということが分かりました。
他にも、スクラッチは当選金額にかかわらず、当選確率にあまり差がないことも判明しました。
当たりやすい宝くじを求めるのであれば、スクラッチよりもジャンボ宝くじをオススメします。
まとめ
スクラッチよりジャンボ宝くじの方が当たりやすいということが分かりました。
しかし一方で、1万円以上の当選金を獲得する確率は年末ジャンボ宝くじで0.2%、史上最高額のスクラッチでは0.5%という結果になりました。
そのため、より高い当選金を求めるのであれば、スクラッチの方が良いです。
さらに、スクラッチの当たりやすい買い方!1等は地域別で狙おうで全国より地域を狙うという結果になっています。
当たりやすさを求めるのか、高額当選を求めるのか、自分の目的に合わせて宝くじを選ぶといいでしょう。