パチンコ屋には顔認証システムが採用されており、個人の判別をしています。
本記事ではパチンコ店における顔認証について詳しく解説します。パチンコの顔認証の目的や最新技術、出玉調整に関する噂などを検証していきますので、気になる人は内容をご確認ください。
Contents
パチンコにおける顔認証の目的
パチンコにおいて顔認証を導入する目的は大きく2つあるとされています。
- 防犯対策
- プロ対策
それぞれ詳細を確認していきましょう。
①防犯対策
顔認証の最大の目的は防犯対策です。
パチンコ店では、窃盗事件などが発生することもあり、事件を起こした人を二度とお店に入れないために顔認証が使われています。
また、顔認証は防犯対策と同様にゴト対策の役割を担っています。
パチンコにおける「ゴト」とは、不正によって出玉を獲得しようとする行為です。具体的には遊技玉に糸を取り付けて、玉の動きをコントロールしようとする方法や、遊戯機に不正な部品を取り付けて配線を変更しようとするものまで多岐に渡ります。
ゴトは当然パチンコ店では禁止行為となっており、これらの行為をした人は出禁となります。
ゴトにより出禁になった人が入店してきた際にも、顔認証で識別され、店員に知らされる仕組みとなっており、顔認証はパチンコ店の治安維持のために重要な役割を担っていると言えるでしょう。
②プロ対策
パチンコには「パチプロ」と呼ばれるパチンコで生計を立てている人がおり、この人たちも顔認証で識別されている可能性があります。
この理由としてパチンコ店からすると利益にならないプロは自分たちの利益確保を侵害する迷惑な相手であり、できれば相手にしたくないお客様だからです。そのため、プロの人たちが止め打ちや捻り打ちといった行為をしている場合は要注意人物としてマークされる可能性があります。
また、最新の顔認証システムを販売している会社では、以下のような人物も識別できるようです。
- 設定6の台しか打っていない
- 2日連続で勝っている
- 月30万円以上勝っている
- 1週間のトータルが勝ち
- 1週間の勝率が70%以上
- 設定1の台で-5000枚以上の差枚
もちろん、顔認証でパチプロと思われる人物が特定されたからといって、その人たちが出禁になるという訳ではありません。ただし、要注意人物としてお店側から警戒される可能性はあるので、注意しておく必要があるでしょう。
パチンコの顔認証システムの最新技術
時代が進むにつれ、パチンコの顔認証の精度はどんどん高まっています。上記で解説したパチプロを見分ける技術以外にも、最新の顔認証システムを用いれば、さまざまな人物を認識することが可能です。
そのなかでもとくに注目が集まっているのが、オムロンアミューズメントが制作した「のめり込み防止ソリューション」です。
こちらのシステムでは、本人や家族などが申請があった顧客の顔を登録しておくと、顔認証で対象者が来店した際にお店側に通知が届くシステムです。このシステムでは家族などがメール登録をしておけば、家族にも通知がいく仕組みとなっています。
今後もパチンコの顔認証システムには最新の技術が次々と導入されることが予想されており、より厳格な顧客管理が実現していくでしょう。
パチンコの顔認証はマスクで対策できる?
パチンコの顔認証システムについては、マスクや帽子を被っていれば一定の効果があるとされてきました。しかし、現在の技術であれば、眼鏡や帽子を被っていたとしても対象人物を特定することが可能ということです。
パチプロのなかには帽子やマスクを変えて自分であると特定できないように試みている人もいますが、あまり意味はないと言えます。
顔認証情報はホールで共有されている?
顔認証システムについては、ホールで共有されており、チェーン店同士でも共有されている可能性が極めて高いです。そのため、ゴトをしてもほかのお店であればバレないといった危険な考えを持つのは止めましょう。
パチンコ店が顔認証システムで出玉調整している?
パチンコ店が顔認証システムで出玉調整している可能性は限りなく0に近いと言えます。
パチンコはお店側が特定の機械の釘や設定をいじることで出やすさを調整することが可能です。しかし、顔認証システムで特定の勝たせたくない人を判別し、急に出玉を減らすようにできる機械の仕組みにはなっていないです。釘や設定をいじるにはそれなりの時間が必要であるという点は理解しておきましょう。
また、パチンコ店は基本的に遠隔操作などをしなくてもお店側に利益が出るように逆算して、大当たりの確率などが決められています。そのため、遠隔操作などのプレイヤー側からすると不正にあたる行為をする必要がありません。
むしろ不正が明るみになり、集客できないという事態に陥るほうがお店側からすると痛手になります。
パチンコで顔認証システムを用いて出玉調整をしているなど疑うのは止めましょう。それでも出玉調整や遠隔操作がおこなわれていると疑う人は、お店を変えてパチンコを楽しむことをおすすめします。
パチンコの顔認証システムに関するQ&A
ここではパチンコの顔認証システムに関して多くの人が気になっているであろう疑問をQ&A方式で回答します。
顔認証で負けることはある?
上述のとおりパチンコ店では顔認証システムを用いて出玉調整などをおこなうことはできません。そのため、顔認証システムで個人を特定したうえでその人だけを負けさせるようなことはないと理解しておきましょう。
プロではない一般の人であればなおさら顔認証システムについて気にする必要はないので、とくに意識せずにパチンコを存分に楽しんでください。
ホルコンとの連携は可能?
ホルコンとは個別の台の大当たりなどを集計しているものです。ホルコンを用いた遠隔操作などが疑われることもありますが、集計目的以外で使用されることはありません。
顔認証システムとホルコンの連携は技術的には可能です。とはいえ、遊技機との連携には問題があるとされており、遠隔操作などがおこなわれる可能性はないと理解しておきましょう。
パチンコで遠隔操作が疑われるのはなぜ?
顔認証システムなどのパチンコ店の仕組みについての話になると必ずといっていいほど遠隔操作の話題が出てきます。
この理由としては、パチンコは勝っている人以上に負けている人の数が多く、負けている人はお店や機械が何か不正をしていると思いたいからです。
パチンコ店は利益を上げるために運営しているため、負けている原因はお店や機械にあるのは間違いありません。しかし、それは不正によってではなく、もともとの仕組みがプレイヤーが負けるようになっているからです。
上記の内容をふまえてパチンコをやめたほうがよいか考えたいという人は以下の記事もあわせてご確認ください。
パチンコの顔認証システムについて正しく理解しよう
本記事ではパチンコの顔認証システムについて解説しました。
パチンコの顔認証システムは違法行為やゴト行為を防いだり、パチプロを見分けるために設置されているものであり、出玉調整や遠隔操作といった目的で設置している訳ではありません。
顔認証システムは、一般の人がパチンコをプレイするうえでは全く意識する必要はないという点は理解しておきましょう。
パチンコで勝利をしたい人は顔認証システムについて気にするよりも、具体的なテクニックなどを学ぶのが得策です。
以下の記事では、パチンコの台選びについて解説しているので気になる人はぜひ内容をご確認ください。