ビジネスマナーといえば、挨拶や時間厳守、言葉遣いなどさまざまなマナーがありますが、中でも身だしなみはとても重要なのです。
今回は身だしなみの重要性や男女別に身だしなみの基本をチェックしていきましょう。
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身だしなみが重要なのは見た目で中身を判断されるから
付き合いが長く親しい中であれば、多少服装や持ち物に不自然なことがあっても中身を知っているため、悪い印象は少ないかもしれません。
しかし初対面では、90%近く見た目で判断されます。
その割合は、視覚(目から得る情報)が80%程度、聴覚(耳から得る情報)が10%程度と言われており、足すと90%程度になります。
人間は、初めて会った人に対し、見た目や話し方、声のトーンで、直感的に、好印象かそうでないかを判断するのです。
その間5~7秒と言われています。
では、残りの約10%は何で判断されるのでしょうか?
それは、「人柄」です。「性格」と言い換えることもできますね。
いくら素晴らしい人物であっても、見た目や話し方の印象が良くなければ、第一印象は悪くなってしまうことになります。
中身が良くても第一印象を覆すには時間が必要
初頭効果という言葉をご存じでしょうか?「最初に与えた情報が、後の情報に影響を及ぼす現象」を指します。
心理学者の「ソロモン・アッシュ」が実験で実証したものです。
下記のAさんとBさんを比べてみましょう。
- Aさん
第一印象は正直で、ほがらかな話し方。
しかし、実は短気でだらしない面があることがわかった。
- Bさん
第一印象はだらしなく、短気な話し方。
しかし、実はほがらかで正直な方であることがわかった。
Aさんの場合、第一印象が良いため、短期な面やだらしない面があっても、「マイナスな面もあるけど、いい人なのだろう。」と思ってもらえます。
しかし、Bさんは第一印象が悪いため、「良い人なのかもしれないが、だらしなさと短気という印象が抜けない。」と思ってしまいます。
図を見ても分かるようにAさんの「正直 ほがらか」Bさんの「だらしない 短気」は印象に残りますよね。
使用している形容詞は4つであり、どちらも同じものを使用。
- 正直
- ほがらか
- 短気
- だらしない
しかし、最初にどのような印象を受けたのかが、後の印象に影響を与えるということがわかります。
また、自身の過去の記憶も、初頭効果に関係していると言われています。
例えば、以前「髪の毛がぼさぼさでノーメイクの女性、Oさん」が同じ部署に入社。
Oさんは周りの社員とコミュニケーションがとれず、頼んだ仕事も何かしらの言い訳を付け、成功させたことがありませんでした。
外見がOさんと似た、Pさんという女性と遭遇した時、「あ、もしからしたらこの人も、Oさんと同じように、社員とコミュニケーションが取れず、仕事もできない人かもしれない。」と思ってしまうというわけです。
OさんとPさんは全く違う人物ですので、もしかしたらPさんはものすごく仕事ができる女性かもしれません。
第一印象を相手に決定されると、約半年はその印象を覆すことは難しいと言われています。
それほど、第一印象(いわゆる見た目)は重要であるということがわかりますね。
新社会人は社内も社外も初めましての人ばかりなので身だしなみは重要ですし、営業であれば新しいお客様のところへ行くこともあり、会社のイメージにもつながります。
内勤だから関係ないと思う人もいるかもしれませんが、身だしなみには性格や心理状態なども現れます。
例えば髪の毛がぼさぼさだったり、女性であればメイクをちゃんとしていなかったりすると、「やる気がないのだな。」「疲れているのかな?」と身だしなみで判断してしまうことってありませんか?外見に違和感があると、本人はやる気はあってもそれが伝わらず仕事を任せてもらえないなんてことも。
中身をアピールしたいのであれば、まずは身だしなみを整えることが重要なのです。 難しいと思うかもしれませんが、基本を覚えれば簡単です。
ビジネスマナーが必要な理由として信頼関係を築ければ組織としてのイメージが変わってきます。
そのためには最初にしておきたいビジネスマナーとして外見です。
信頼関係を築くという事では中身も大切ですが、最初にお話ししました事を思い出してください。
それは初頭効果で人間は相手を第一印象で認識してしまう傾向がある心理効果。
それを考えてみると、会社を知って先輩や上司、仕事先(顧客を獲得するために)、それらを上手くするためにも思いやりや気遣いを表すための行動といった中身以上に、外見も大事なのです。
身だしなみの基本は「清潔感」と「調和」
身だしなみの細かい基本は社風や性別などでも変わってきますが、共通しているのは「清潔感」。汚れている、嫌な臭いがするなんて人に誰も近寄りたくないですよね。
当たり前ですが服は洗濯・クリーニングをし、お風呂で髪の毛や身体を洗い、大切に使うのは偉いですがあまりにも古くボロボロになったバッグや小物などの持ち物は新しくするようにしましょう。
社風によってはスーツを絶対に着用といった会社もあれば、デニムやパーカーなどカジュアルなものを避ければ何でもいいといったラフな規則の会社もありますが、どんなときも清潔感は欠かせないのです。
また、「調和」することも大切。
身だしなみで個性を出し過ぎるのは協調性がないと思われてしまいます。
トレンドを取りたいという人は規則の中やプライベートでおしゃれを楽しみましょう。
いくらセンスがよくてもルールを守れない人はカッコ悪いですよ。
男女共にNGな身だしなみ
ビジネスマナーではあまりよくないNGな身だしなみを先に覚えておきましょう。
まず露出するようなファッションはNGです。 ヘアカラーは黒に近い色がいいでしょう。
黒に近い色とは、具体的には「黒」もしくは「ブラウン」を指します。
美容院などでヘアカラーをする際、使用するのは4~16トーン。
- 黒髪:4~5トーン
- 金髪:15トーン以上
このように、数値が低いと黒色、数値が高いと明るい髪色という風になります。
ビジネスマナーでは、6~7トーンが無難です。
特に髪色規定が厳しい職場では、6トーン以下のヘアカラーにしましょう。
髪色に関して、規定が緩い職場もあります。
その場合は、社内の規定に沿って髪色を選択すると良いでしょう。
10~12トーンくらいまでOKという職場もありますよ。
トーンが決まれば、色味を選択していきます。
真っ黒の髪はちょっと…という方に、黒髪以外でおすすめなヘアカラーをお伝えします。
- ダークブラウン :暗めのブラウン。ナチュラルな印象。
- ナチュラルブラウン:ダークブラウンより少し明るめ。茶色味が強い。
- アッシュブラウン :少しくすんだブラウン。時間が経つと明るくなりやすいので注意。
- マットブラウン :緑系を含んだブラウン。赤味を押さえたくすみ感。
美容院等では、トーンと色味を伝えてカラーリングしてもらうと良いでしょう。
あくまでも、職場の規定に沿った色味でなければいけないことを忘れずにしましょうね。
ネックレスやピアス、時計などのアクセサリー類は、大きい・派手なものは避けましょう。
職場や職種にもよりますが、基本的に男性のネックレスやピアスは、装着自体がNGの場合が多いです。
ピアスが許可されている場合でも、以下のスカル(骸骨)や、大きく揺れるタイプなど、下記のようなものは避けた方が良いでしょう。
また、ネックレスに関しても、モチーフが大きいもの(円形であれば2cm以上)や、ゴールドなど派手な色のものは避けた方が無難です。
女性の場合はアクセサリーNGとされていな場合が多いです。
では、ビジネスマナーに相応しくない、大きい・派手なアクセサリーとは、実際どんなものなのか、いくつか紹介します。
一般的に結婚式等に選ばれるようなアクセサリーは避けた方が良いでしょう。
ビジネスマナーで華やかさを演出する必要はありません。
ピアスはイヤリングのモチーフは「瞳の大きさ」以下を目安に、1cm以下のものを。
細身のリングタイプもおすすめです。耳たぶから垂れるタイプのものは、揺れ幅が小さいものを選びましょう。
ネックレスのモチーフは、できるだけ小さいものを選ぶと良いでしょう。
- バーネックレス
- 一粒ダイヤネックレス
- 一粒パールネックレス
- 極小ストーン(ビジュー)ネックレス
こういった、いわゆる「華奢ネックレス」がおすすめです。上司ウケもバッチリですよ。
ビジネスマナーで時計は身につけない方がNGと言われています。
ただ、時計の選び方には気を付けたいです。
準備中。
ヒョウ柄などの派手な色味や柄は、ビジネスマナーでは好まれません。
準備中。
デジタル時計も好まれない職場が多いので、3本針のアナログ時計を選ぶようにしましょう。
男性の時計選びも同様です。
準備中。
「ごつい」と言われるような外見の時計は、あまり印象が良くないです。
また、上司よりも高価な時計を身に着けることもビジネスマナーに反しているという考えもあります。
安っぽく見える時計を付けるのもマナー違反となりますが、高級すぎる時計(3桁以上の額)は、上司に良く思われない場合もあるからです。
靴もサンダルやスニーカー、高すぎるヒール・長靴などは好ましくないため、どうしても履きたい、履かないと支障があるという場合は、仕事中は履き替えた方がいいでしょう。
会社はおしゃれをしに行く場所ではありません。 「仕事」をしに行く場所です。動きにくい服装や持ち物はNGなのです。
男性の身だしなみチェック
最近は男性でも肌の手入れなどに気を遣っている人も増えてきました。
しかしおしゃれに気を遣うあまり悪目立ちしている人や、逆に無頓着すぎて見るに堪えない人も。
まずは基本をしっかりと覚えておきましょう。
スーツは無難が一番
スーツはダークカラーで自分にあったサイズのものを身につけましょう。
ダークカラーとは、暗い色調、黒ずんだ暗色の総称です。ブラックはもちろん、ダークネイビーやダークグレー、ダークブラウンなどの色味を指します。
友人の結婚式や披露宴、ブラックであればお葬式でも着れ、冠婚葬祭にも活躍するのがダークカラーのスーツです。
タイトすぎても動きにくいですし、少し太ってもいいようにと大きいサイズを選ぶとダボダボしてだらしなく見えるので注意しましょう。
スーツはそのときの体型に合わせて作りましょう。
スーツブランドは数多く存在します。年代別に、現在人気なスーツブランドを一部紹介します。
20代男性
- THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー)
- P.S.FA(パーフェクトスーツカンパニー)
- SUIT SELECT(スーツセレクト)
30代男性
- LARDINI(ラルディーニ)
- UNITED ARROWS(ユナイテッド アローズ)
- D’UBAN(ダーバン)
40代男性
- Brioni(ブリオーニ)
- ERMANEGILDO ZEGNA(エルメネジルド ゼニア)
- Kiton(キートン)
年代ごとに高級なスーツブランドが人気となっていますが、値段が安くとも良いスーツブランドはたくさんあります。
様々なブランドを試してみて、自分の好みのブランドが見つかると良いですね。
オーダースーツブランドでは下記2店舗が初心者にもおすすめです。
- FABRIC TOKYO(ファブリック 東京)
- Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラー クロト)
自分の体にぴったりフィットしたスーツを着ることは、身だしなみも通じるところがあります。
動きやすく、ダボっとしていないスーツで、第一印象を好意的なものにしてしまいましょう。
せっかくステキなスーツを身に着けるのですから、注意してほしいことがあります。
それは「シワ」で、スーツに限らずビジネスマナーで利用される衣類のシワには気を付けましょう。
衣類のシワに気を付けることもまた、身だしなみの一つなのです。
パナソニックが社員へ行った調査の一つで、このようなものがあります。
Q:初対面の人と会う際、身だしなみで注目するのは?
A:衣類のシワ(43%)
半数の人が、衣類のシワに注目しています。
では、どのような場面で衣類にシワがついてしまうのでしょうか。
デスクの椅子に座っている時は、ジャケットの背中やスラックス・スカートの臀部・膝裏にシワがつきやすいです。
満員電車に乗っていれば、周りの人からの圧力であらゆるところにシワがつくでしょう。
腕まくりをする人は、ジャケットの肘や袖にもシワが入ります。
出勤中から勤務中まで、意外とシワがつきやすい環境はたくさんあるのです。
スーツやシャツがシワだらけでは清潔感がありません。またシャツは自分で洗っていると襟や袖の汚れに気づかないことも。
襟や袖の汚れは落としにくいので、自分で綺麗にできないときはクリーニングに出しましょう。
汚れは落ちるのはもちろんですが、シワもなく仕上がりますよ。
靴下はビジネスマナーでは白は好ましくないといわれていますので気をつけましょう。
無地のダークカラーがおすすめです。
無地とは、全体が同じ色で模様がないことを指します。 靴下の中には、ストライプやチェック柄、水玉など、おしゃれなものも数多く存在しますが、ビジネスマナーでは、柄のないものを身に着けるのが無難でしょう。
ネイビーやグレーは、知的で落ち着いた印象を与えます。
落ち着きだけでなく、ちょっとした情熱を出したい時は、エンジもおすすめです。
スーツに利用される「ダークカラー」を参考になります。
ただし、ブラックはお葬式や法事などで使用されるネクタイですので、避けたほうが無難です。
柄については、サラリーマンの首元でよく目にする、ストライプが斜めに入った柄(レジメンタル)や、ドット柄、小紋柄(小さな柄が間隔をあけてついている模様)がおすすめ。
大きい柄は、カジュアルな印象を与えてしまい、ビジネスマナーには適していないため、小さめな柄ものを選ぶのがベターです。
靴は常に綺麗な状態を保ちましょう。
実は靴が汚いと仕事ができない人というイメージを持たれてしまうこともあるのです。おしゃれは足元からともいいますよね。
髪型やヒゲ、爪にも注意
男性の場合、髪の毛が伸びてくると重たい印象になってしまい、だらしなく見えてしまいます。
定期的に整えるようにしましょう。
ヒゲは剃り残しに注意。
ヒゲのそり残しをなくすためには、「深剃り」をします。
しかし、方法を間違えると、顔の皮膚を剃ってしまい出血してしまうこともあるので、十分に注意。
使用するのはカミソリですが綺麗に剃るためにも1~5に気を付けましょう。
- 全体を、ヒゲの毛並みに沿わせて剃ります。
- そり残しが目立ちやすい部分にシェービング剤を付けます。
- ヒゲのカミソリを皮膚から45度の角度であてます。
- カミソリを持っていない方の手で、皮膚を引っ張りたるみをなくします。
- ヒゲの毛並みに逆らい、カミソリを細かく動かしながら剃ります。
全体のヒゲ剃りの際はヒゲの毛並みに逆らわず、深剃りの際はヒゲの毛並みに逆らうようにしましょう。
ヒゲ剃りの前に、顔を蒸しタオルなどで温め、ヒゲを柔らかくしておくと剃りやすいですよ。
シェービング材は摩擦を軽減させる効果があり、皮膚を守ってくれます。
ケチらず、容器に記載されている適量を使います。
ヒゲ剃りの際にカミソリではなくシェーバーを使用している人もいるでしょう。
シェーバーは、外刃でつかんだヒゲを、内刃で剃っています。
そのため、短いヒゲを外刃がキャッチできず、剃り残しが多くなりやすいです。
カミソリを使用したヒゲ剃りでは、まず全体をヒゲの毛並みに沿って剃りました。
しかし、シェーバーを使用する場合は、最初から逆剃り(ヒゲの毛並みに逆らう)しましょう。
皮膚がなめらかになるよう、シェーバーを持っていない方の手で皮膚をのばしながら、シェーバーのヘッドを垂直に皮膚へあてるのがポイント。
こうすることで、長いヒゲを外刃がキャッチしやすく、剃り残しが少なくなるのです。
シェーバーで最初から逆剃りしても剃り残しがある場合は、カミソリと併用し、気になる部分のみ深剃りすることをおすすめ。
爪は綺麗に切りましょう。
伸びていると意外と目立ちます。
また食事などをしたときは臭いにも気をつけましょう。
夏場は汗をかくため体臭にも注意したいところ。
とはいえ香水をつけすぎるのはビジネスマナーではよくありません。
最近は汗を拭くシートや冷却するスプレーなどさまざまなアイテムがあるので自分に合ったものを試してみるといいでしょう。
女性の身だしなみチェック
女性は制服がある場合もありますが、私服となると男性よりも自由度が高くなります。
そのためやはり「調和」が大切なのです。
新入社員でも中途社員でもオフィス勤務の場合は、初日はスーツで行くことが多いですが、オフィスカジュアルでいいと言われた場合は、同じ部署やフロアで働く人をよく観察しましょう。
上品な服装を心がける
スーツでもオフィスカジュアルでも女性は「上品」な服装が基本。色はブラック・ネイビー・グレー・ブラウン・ベージュ・ホワイトなどを基調としたベーシックカラーでまとめるといいでしょう。
柄はストライプやドット、チェックなどがおすすめ。ボーダーはカジュアル感が強いので避けた方が無難です。
花柄は社風によって服装に厳しいところはやめた方がいいかもしれません。
取り入れる場合も大きいものではなく小花柄の方が印象はいいでしょう。
ビジネスマナーで素足は厳禁です。
暑い季節でもストッキングを着用するようにしましょう。男性と同じく靴は綺麗に磨きましょう。
ヘアスタイルやメイクも気をつけよう
女性の場合、髪の毛が長い人ももちろんいます。
どんなに整った綺麗な髪の毛でも、ロングヘアの人はまとめた方が明るく見えるので印象がいいです。
髪の毛が動くたびにバサバサとなるのが気になるという人もいるので、周りの様子をよく観察したほうがいいですよ。
またまとめていた方が髪の毛をいじってしまうこともなく、動きやすいです。仕事に支障がでないヘアスタイルにしましょう。
髪の長さは様々ですよね。髪の長さを短い順に並べてみました。
- ベリーショート:耳が全て見える長さ
- ショート:耳たぶが少し出るか出ないかくらいの長さ
- ショートボブ:耳が完全に隠れる長さ
- ボブ:毛先が方につくかつかないくらいの長さ
- ロブ:ボブより少し長めで、毛先は方の上下数センチにおさまる長さ
- ミディアム:鎖骨あたりまでの長さ
- セミロング:鎖骨から胸までの長さ
- ロング:胸あたりまでの長さ
- スーパーロング:胸下までの長さ
職種や風紀にもよりますが、基本的にミディアム以上の長さがある人は髪をまとめましょう。
また、おじぎをした時に、耳にかけた髪の毛が落ちて、顔にかかってしまう人もヘアピンをするか、まとめることをおすすめ。
髪の長さによって、まわりにもたれる印象も異なります。
一般的に、ショート系は大人っぽさを引き出してくれ、デキる女を演出。
ボブ~ミディアムは万人受けが良く、かわいらしさを引き出してくれます。
ロングヘアは清楚で上品なイメージが強いです。
髪の毛を整えるのも身だしなみの一部。
長さだけを気にするのではなく、トリートメントなどをして艶をキープしたり、ボリュームが出すぎないようにヘアスタイル剤を使用するなどの工夫も必要ですよ。
メイクはナチュラルに。アイシャドウやリップは派手なカラーは避けましょう。
アイシャドウはブラウン系がおすすめ。
赤など目を引く色やラメが多いものを使いたい場合は、派手にならないよう、薄く使用するようにしましょう。
リップは、唇の血色を手助けする色が良いです。
オレンジ系やピンク系がおすすめ。
真っ赤や茶色味が強い色は、ビジネスマナーでは好まれません。
カラコンは職場でバレないカラコンと打ち出されているものでも、気づく人は気づきます。できれば会社で使用するのはやめましょう。
爪は綺麗に整え、ネイルは何もしないか、薄いピンクやベージュなど目立たない色にしましょう。
可愛くしたい気持ちもわかりますが、ネイルサロンでプロにやってもらうような派手なネイルは避けた方が無難です。
女性は自分で気をつけるしかない?
男性であれば「スーツがシワシワだぞ!しっかりしろ。」「髪の毛が伸びているから切るように。」と注意できますが、女性の場合は男性から言うとセクハラになる可能性もありますし、女性同士は言いにくかったり、「お局だと思われたくない。」という気持ちになったりするのでなかなか注意してもらえません。
女性は注意されないからといって自分の身だしなみOKと思ってはいけません。
周りをよく見て、悩んだときは親しい人がいれば「こういう服装っていいんですか?」と自分から聞いてみるといいでしょう。
身だしなみであなたの人生は変わる!
身だしなみを整えることはとても重要なことです。
第一印象で身だしなみに不快感を持たれてしまうと、常識のない人という印象がずっと付きまといます。仕事ができても第一印象のイメージがついたままだと信頼してもらえないことも。
今すぐにでも身だしなみは改善することができます。
気づいたところからいい印象を持ってもらえる見た目に変えてみてください。
身だしなみで人生が変わるといっても大袈裟ではないかもしれませんね。