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はじめに~「女子」はそれだけでブランドになる!
大人女子、理系女子、女子会、カメラ女子…
老若男女問わず、様々な年代の人たちが様々なシチュエーションで利用している感のある「女子」という言葉。
もちろん、今回のお話の大きなテーマである「女子旅(じょしたび)」も、その中に入りますよね。
「女子」という言葉は、それだけで立派なブランドになります。
広島カープが全盛期の強さを誇った2014年の年末には、「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンに「カープ女子」という言葉がノミネートされたのは記憶に新しいところです。
また、流行語と言えば「女子学生(中学生・高校生)」ですよね。
彼女らが作成するその時代の造語は、時に私たち大人がどう頑張っても理解しきれない言葉として新時代を華やかに彩ります。
さて、それでは今回のメインテーマである「女子旅」という言葉に関して。
「男子旅」という言葉は残念ながら、市民権を得ていません。
女子だからこその旅が、そこにはあるのです。
男子禁制ですよ。
ご兄弟やご家族でも、男性ならば「女子旅」に入り込むことが出来ません。
どこか謎めいていて神秘的で、それでいて少し危なっかしそうな、そんなイメージが「女子旅」にはあるのではないでしょうか?
今回はこの「女子旅」をテーマに、女子力アップのための海外旅行を様々な切り口から徹底的に解説していきます。
初めて女子だけの海外旅行をする計画のある女性の方はもちろん、大切な彼女に海外女子旅をプレゼントしてあげたいというような心優しい男性の方なんかにも、ぜひ読んでいただきたい必見の内容です!
そもそも「女子旅」って何?
知っているようで、それを言葉で表すのは少し難しいと感じてしまう「女子旅」という言葉。
今回の記事の大きなテーマのため、筆者と読者の間の共通認識を深めるという意味も込めて、以下のような文章を紹介させて頂ければと思います。
女子旅とは、特に年代を問わず、女性の旅行のことをいう。
これは、女性だけの飲み会・ 遊び会・趣味会などを意味する「女子会」を模した用語で、日本の旅行業界が一つのキーワードとして使っている。 一般に女子旅といった場合、会社の同僚、同級生、ママ友、親子(母娘)、親子孫 3 世代(祖母・母・娘)などのグループでの旅行を指す以外に、女性の一人旅もこれに含まれる。
【※生活用語辞典より抜粋】
https://www.x-memory.jp/glossary/travel/trvl018.html
あ、なるほど!
「女子会」という言葉がブームになったのと頃合いを同じくして、日本の旅行業界の商売熱心なお偉様方が、「それならば女子旅という言葉を作ってしまおう」ということで発案された造語だったんですね。
「女子旅」という言葉はいつから出来たの?
「女子旅」という言葉を造るのに参考にしたとされる「女子会」という言葉自体は、先にご紹介した「ユーキャン新語・流行語大賞」2010年のトップテンを受賞したという事実があります。
覚えている方も少なくないのではないでしょうか。
その先駆けに関して、もう少し詳しく調べてみると、
- 居酒屋チェーンの「笑笑」が、女性専用の限定プランである「わらわら女子会」を始めたことがきっかけ?
- 関西の人気読者モデルの女性が集まって会を開いたのが流行の発端?
などなど、諸説出てきます。
一方で、今回の「女子旅」という言葉。
ワードとして周知されるのは2010年以降というのはわかりましたが、実際に行為自体がメジャーになり始めたのはもっともっと前。
そう、20世紀の頃から既に「女子旅」という行為自体が珍しいものでもなんでもなくなっていたというのは間違いありません。
筆者が初めて海外旅行に出たのが1998年、今から約20年以上前の話です。
その頃はどういう時代背景だったかというと、沢木耕太郎著の「深夜特急」ブームの後半で、旅行者にとっての伝説ともいえる(?)テレビ番組「猿岩石ヒッチハイク」が爆発的な人気を博していた頃です。
私も含めて、大学生はこぞって長期休暇のたびに海外へ足を運んでいました。
バックパッカーの登竜門的なルートである「シンガポールからタイまでのマレー鉄道縦断」コースでは、至る所で日本人旅行者を見かけたものです。
そう、その時に出会った日本人は圧倒的に「女子」が多かったです!
今では「草食系男子」とか「インドア派男子」という言葉が脚光を浴びていますが、21世紀を目前に控えたその頃から既に、日本人男子より女子の積極性がより際立っていたというのは身をもって体感している事実でもあるのです。
「女子旅」は一人でも良いんだ!
さて、もう少し「生活用語辞典」から抜粋した「女子旅」の解説に目を向けてみましょう。
先に紹介した文章を改めて読んでみると、特に後半部分に目から鱗の内容が記載されているのが判りますよね。
『一般に女子旅といった場合、会社の同僚、同級生、ママ友、親子(母娘)、親子孫 3 世代(祖母・母・娘)などのグループでの旅行を指す以外に、女性の一人旅もこれに含まれる』
これはびっくり!親子や孫など世代を超えた旅行でも、さらには女性の一人旅も「女子旅」に含まれるんですね!
今の70代80代の元気な高齢者を考えたときに、それが女性グループだったら声を大にして「女子旅」と言っても良いのです。
女性の一人旅も「女子旅」に含まれるというのも驚きです。
どことなくグループ旅行、つまり2人以上の女性が集まっての旅を「女子旅」と勝手にイメージしがちですが、その先入観は改めた方が良さそうですよね。
女子一人がバックパッカーもどきの旅程を組んで現地の屋台飯に舌鼓し、南京虫が這いつくばるようなドミトリー(相部屋)一晩をあかすような旅も「女子旅」です。
還暦を過ぎた女性グループが台湾でタピオカジュースの味に狂喜乱舞し、インスタやツイッター、フェイスブックを使いこなしながら旅の様子をアップしている姿なんかも、「私たち女子旅を満喫している!」と胸を張って言うことが出来るのです。
どんな行先でも内容でも、「女性が旅をすれば」、それすなわち、「女子旅」になるのです。
男子の旅ではなく女子だけの旅だからこそ、「女子旅」という言葉が生まれたのではないでしょうか。
はじめての女子旅!その心構え4選!
とは言いつつも、やはりそこは「女性だけの旅」。
つまり、か弱く乙女で、色々な意味で手がかかる女性が旅に出るとなると、それ相応の心構えが必要になってきます。次からは、男性には決して当てはまらない。
女性ならではの旅のトラブル事例をご紹介しつつ、「海外女子旅」の心構えを挙げていきたいと思います。
①いざというときは「女性」ということを忘れずに
筆者を含めて女性というのは、どうしても力の関係で男性には劣ります。
男性同士の旅をしているグループを見て、「私もあんな風に街中を歩きたいなぁ」と羨望のまなざしを向けたことのある女子旅経験者もいるのではないでしょうか。
けれども実は、女性に比べて男性の方が強盗やスリ、事故など、海外あるあるトラブルに遭遇している割合は圧倒的に多いんですよ。
それはつまり、女性の方が「自分は弱いんだ」というのを常に念頭に入れたうえで、無茶をしない行動を無意識のうちに取っているからに他なりません。
では逆に男性に比べて、女性が気を付けておかなければならないトラブルとは何なのでしょうか。
それはズバリ、「男性関係」です。
特に海外では、日本人の女性は童顔で親しみやすいというイメージから常に注目の的となっている傾向が強いです。
あの手この手を使って、現地の男性(海外で出会う同じ日本人旅行者の男性も含む)は私たち女子に近づいてきます。
旅は基本的には自己責任です。
この点に関していえば、女子旅だからどうというような特別なことはありません。
一晩のアバンチュールを楽しむのもよし、旅先で出会った異性の旅行者と意気投合するのも全て自己責任のもとで、よしです。
ですが、「いざ」というときに男性は力づくでもあなたをものにしようとしてきます。
その時に「逃げる」のか、「受け入れる」のか、正しい判断ができるような女子に私たちはなりたいものですよね。
②できるだけ「余裕を持った」スケジュールを組もう
筆者の感覚から言って、男性よりも女性の方が旅行のスケジュールをビッシリと組み入れる傾向が強いと感じます。
男性が行き当たりばったりの旅が多いとは言いませんが、特に長期での旅行の場合、男性は肩の力を抜いて、どことなくその街に溶け込むような旅をしている方が多く、一方で女性は常に先のことを考えながらエネルギッシュに行動している方が多いように感じます。
どちらが悪く、どちらが良いというのはありませんが、上でご紹介したような2つの旅の様子を比べてみると、後者の方がやはり様々なトラブルに合う可能性が高いのは否めません。
例えば体調不良に関して、旅先ではアドレナリンが出すぎている傾向が強いので、あまりスケジュールを詰め込みすぎると、ある時突然旅の疲れが出てしまうこともありますよ。
病気だけではありません。
旅に出ると生活スタイルが一変しますので、女性特有の体調不良、いわゆる生理の時期がずれるなんて旅行者の声も頻繁に聞きます。
このような突発的な事情の発生に備えて、出来るならば旅の内容に1日以上の予備日を設けるくらいの余裕のあるスケジュール組みが重要になってくるのではないでしょうか。
③実は案外多い「ケンカ」。パートナーとは「つかず離れず」の関係が心地よい
統計を取っていないので何とも言えませんが、男性同士の旅行、女性同士の旅行の2つを比べた場合、後者の方が圧倒的に、旅のパートナーとケンカをしてしまう場合が多いように見受けられます。
男性とはつまり、鈍感で他人に無頓着、あまり深いことは気にしない生き物です(男性読者の皆様、申し訳ございません!)。一方で女性はその逆。
感受性が強く敏感、他の目を気にしてしまい、些細なことでも悩みがちな傾向がありますよね。
それは時にはメリットにはなりますが、海外女子旅の場合はデメリットとして表面化するという事例も少なくありません。
国内と違い海外の場合は特に旅行日数が長いため、また話はややこしくなってしまうのです。
解決策としては、旅行のプランニングを練る段階で、旅のパートナーとのすり合わせを入念に行っておくことが求められます。
そのパートナーの語学力はどうか。(一方が語学堪能で一方の語学力が乏しい場合は、前者に対する負担が大きくなることを覚悟しなければなりません)
部屋は一緒がいいか別々が良いか、食べたい食事や行きたい観光施設にそれぞれ相違がある場合はどちらを優先するかなど、お互いの意見などを包み隠さずにさらけ出しあうことが肝要になってきます。
④「服装」に関するトラブルの意味は2つある!
服装に関するトラブルという見出しを設けましたが、これには2つの意味合いがあります。
まず1つ目は、「肌に関するトラブル」。
海外旅行の際は、出来る限りご自身の肌を守るような準備を心がけましょう。
男性に比べて女性の肌は敏感で、かつ、年齢を重ねれば重ねるほど肌へのダメージは致命傷になります。
例えば東南アジアの直射日光は、油断をしているとあっという間に肌トラブルにつながってしまいますよ。
ビーチやプールでの対策はもちろん、普段の街歩きの際も日本での生活以上に気を配っておくに越したことはありません。
2つ目としては、文字通り「服装」に関するトラブルです。
郷に入っては郷に従えのごとく、旅先での服装は念入りにチェックをしましょう。
イスラム教徒の多い寺院などでは露出の多い服装はご法度です。
筆者のイスラム教徒の友人と一緒に寺院を訪れた際、ノースリーブの日本人女性が注意を受けている光景を目の当たりにしたうえで、このような感想を述べていたのを覚えています。
「銀座の街を裸で歩くのと一緒だ」。
女子旅で気合を入れて用意した「オシャレ」が、その国では、裸で歩いているのと同じように見られる場合もあるということは忘れないでおいたほうが賢明です。
また、少しお洒落なレストランやバーを訪れる予定のある方は、スマートカジュアルという概念もお忘れなく。
「海外女子旅」では必需品の持ち物一覧をご紹介!
男子に比べて女子は何かと荷物が多くなるもの。
以下からは海外女子旅にあたって、当たり前の持ち物は除いて、「確かにこれは必要だなぁ」と思わずうなってしますような、女子特有の持ち物をいくつかピックアップしたいと思います。
①スポーツブラ
まず真っ先に挙げたいのが「スポーツブラ」。
ワイヤーの入ったブラジャーはかさばるし、何より着心地は圧倒的にスポーツブラの方が楽ですよね!洗濯する際も早く乾くという嬉しい利点も。
旅先で下着姿になる予定のない方は、ぜひお忘れなく(笑)
②マスク
飛行機内やホテル室内など、旅先では乾燥しがちな場所に多く遭遇します。
海外女子旅の場合は特にフライト時間が長くなるため、マスクは必需品。
普段マスクをしない方は忘れがちなので、出発前に空港で購入しても可です。
③SPF50+以上の日焼け止め
海外の日差しを甘く見てはいけませんよ。
最近の温暖化の影響で、日本の夏の暑さも相当ハードですが、海外、例えば東南アジアの国々の暑さは、何より直射日光の強さが日本の比ではありません。
その中で、日焼け止めに関してもただの日焼け止めではなく、「SPF50+以上の」日焼け止めを常備しましょう。
SPFとは、紫外線に当たり始めてから10分で肌の炎症が始まる人がSPF50+の日焼け止めを使うと、10分×50倍(約500分)の日焼け止め効果が期待できるということです。
この数値が高ければ高いほど、つまりは肌に対しての日焼け止めの効果が強いということになります。
④室内用スリッパ
これは結構重要!100円ショップで売っているスリッパでも良いです、あるいは飛行機で配られる機内スリッパをもらってくるのでもいいかもしれません。
旅先には必ず「室内用スリッパ」を最低一足は準備するようにしましょう。
海外に出て思うのですが、特にホテルに関しては日本の清潔度をそのまま海外へ持ち込むと、痛い目に合います。
ヨーロッパの5つ星ホテルに滞在した際、裸足のままで室内を歩いていると足裏が黒く汚れたという経験もありました。
ぱっと見た感じは清潔に見えても、ホテルの室内ではスリッパが重宝する場合が少なくありません。
⑤ゴシゴシタオル
あれは正式名称は何というのでしょうか?お風呂に入る際、体を洗うためのタオルです。
男子でも女子でも、あの「ゴシゴシ洗える痛気持ちいいタオル」は好きですよね?
あれはさすがに海外では売っていません。
売っていたとしても見つけるのは至難の業です。
日本でも愛用しているという人は、ぜひ予め準備するようにしましょう。
⑥日本の小さい歯ブラシ
日本の歯ブラシもぜひ持参しましょう。
というのも、海外で売っている歯ブラシは、それこそ口に入らないんじゃないかとクレームを言いたくなるほどの、大きな歯ブラシが一般的です。
いえいえ、冗談ではなく日本人のように顔のパーツが比較的小さな人種が利用するには、あの歯ブラシはあまりに大きすぎて歯を磨くことが出来ません。
その点、日本の歯ブラシはやはり日本人の口の大きさに合った歯ブラシですので、ストレスなく歯を磨くことが出来ますよね。
そしてもちろん、海外で小さい歯ブラシは見つけることが出来ないと言っても過言ではありません。
女子旅を実りあるものにするために活用したい旅ツール3選
さて、ここからは実践編です。女子旅と言えども一人旅の経験はないし、旅行中不安という方も多いと思われます。
女子旅を実りあるものにするためにぜひ一度は検討して頂きたい、まさに「女子旅ツール」を3つご紹介しましょう。
旅仲間募集の掲示板
みんなでワイワイガヤガヤ!知らない行先を旅行先に選んだ方は、ぜひ一緒に旅をしてくれるパートナーをオンライン上で見つけてみてはいかがでしょうか。
日本出発時から旅の全ての行程を一緒するのはもちろん、お互い旅慣れた方同士でしたら現地で待ち合わせして少しの期間旅を共にするというパターンも。
例えば日本のガイドブックとしてあまりに有名な「地球の歩き方」では、このような旅のパートナー募集の掲示板を設けていたり、あるいは「旅の掲示板」や「cocomachi」なども老舗の旅仲間募集サイトです。
民泊
最近特に女子旅の重要なツールとなっているのが、「民泊サイト」。
ホテルや旅館での味気ない一夜を過ごすのなら、家庭的で人情味あふれる滞在を求めたいという旅行者も多いです。
ただし、民泊に対してプロのサービスを求めるのは酷です。
彼らホストはあくまで、「空いている部屋を貸し出したい」想いから民泊施設として提供しているにすぎません。
また、私たち利用する側にとっても、滞在に際してその宿泊施設の立地や治安などを考慮するなど、賢い選択が求められます。
現地オプショナルツアー
もし今回の女子旅が完全自由プラン(パッケージ旅行ではなく個人旅行)でしたら、ぜひ現地発のオプショナルツアーを利用してみてはいかがでしょうか。
旅のパーツを全て個人で手配するのは実はすごく大変なこと。確かにオプショナルツアーの場合は、費用の面では決して安くはありませんが、それ以上に手間と費用のバランスを考えて利用を検討してみても良いのではないでしょうか。
一部のオプショナルツアーでは「日本語ガイド同行」や「一人旅参加者限定」など、あなたの旅のスタイルに合った内容となっているものもありますよ。
同じツアー参加者同士で、かけがえのない思い出と友人が出来るかも!今まで一度もオプショナルツアーに参加したことのないという方でも楽しめる仕掛けが盛りだくさんです。
インスタ映え必見!「海外女子旅」で一度は見てみたい秘境・絶景スポット
ここまで「女子旅」をテーマに様々な切り口からお話しさせて頂きましたが、最後に、女性同士の旅だからこそぜひ一度は行ってみたい!世界の秘境・絶景を筆者の経験をもとにピックアップしてみたいと思います。
九份(台湾)
映画「千と千尋の神隠し」の舞台とされ、ノスタルジックな街並みがインスタ映えする台湾の観光名所「九份(きゅうふん)」。首都台北の中心部からタクシーで1時間強というアクセスの良さも魅力です。
観光のメインスポットは「基山街」。これぞ台湾というイメージにピッタリの狭い路地には、中国語でまくしたてるパワフルなおばちゃんの呼び声、台湾名物「臭豆腐」の匂い、そして一寸の隙間もなく存在するお土産物屋さんや飲食店と、耳・鼻・目の全ての感覚が刺激されること間違いなし。
カメラ片手に街歩きだけでも楽しい、台湾を代表する観光地です。
ギリ3島(インドネシア)
筆者も数多くの海を旅の目的として選んだことがありますが、その中でも沖縄の離島の海の透明度は抜群でした。
日本人であることを少し誇らしく思ったことを今でも鮮明に覚えています。
ですが、沖縄の海以上に見事な「白と青」のコントラストが美しいのが、インドネシアのスマトラ島近郊に浮かぶ「ギリ3島」です。
3島とは「ギリトラワガン」、「ギリメノ」「ギリアイル」を指し、それぞれがまた趣の違う特徴を兼ね揃えています。
ホテルや食事施設などハード面の充実さを求めるのでしたら「ギリトラワガン」一択ですが、ただ青い海と白い砂浜だけで事足りるという人は、ぜひ「ギリアイル」を訪れて下さい。
日本からバリ島までのフライト、そこから陸路と船の移動を加えて1日がかりの所要ですが、「来てよかった」と思えること間違いなしです!
チェスキークルムロフ(チェコ)
美しい街並みが広がる中欧の小国チェコ。
その中でもチェスキークルムロフは、「世界で一番美しい街」として世界中の旅行者から憧れの的となっています。
街自体はそれほど大きな規模ではないので、チェコの首都プラハから日帰りも可能です。
プラハから長距離バスでチェスキークルムロフのバス停に降り立った瞬間から、鳥肌物の光景が!16世紀の時代の建物がそのまま多く保存されています。
まるで中世にタイムスリップしてしまったのではないかと錯覚するほどの景観が広がります。
チェコはヨーロッパの中でも物価が安く、人も穏やかなのでぜひじっくり滞在したい国。
(気になるヨーロッパ旅行の費用は?お得に&格安にヨーロッパを旅する方法をご紹介!)
英語はあまり通用しませんが、内気な性格のチェコ人は、実はチェコ語でコミュニケーションを取ると、とてもフレンドリーに打ち解けてくれます。
「こんにちは(Dobrý den!)」と「ありがとう!(Děkuji)」は覚えておいて損はありませんよ。
ジェフリー・バワの建築群(スリランカ)
紅茶とアーユルベーダとカレーで有名なスリランカ。世界地図で場所を確認すると、西アジアの大国インドの下の方にちょこっと、申し訳なさそうな感じで存在しています。
そんな小国スリランカですが、観光資源としては一級品の建築物がありますよ。
スリランカの各エリアに存在する「ジェフリー・バワ」が作成したそれらは、ぜひ見ておきたい秀逸な建物です。
その中でも女子旅としておススメしたいのが、ジェフリー・バワの作ったホテルです。
最近ではシンガポールのマリーナベイサンズのプールが「インフィニティプール」として有名になっていますが、そうです、あの「海(地平線)と一体化して溶け込むようなプール」は、元はジェフリー・バワが考えたと言われています。
首都コロンボだけでなく、夕日がきれいな港町ゴールやジャングルの中の世界遺産シーギリヤロック近くにもジェフリー・バワのホテルがあります。
ぜひスリランカ旅行時に一度は滞在したい憧れのホテルです。
おわりに~男子旅にはない魅力が「女子旅」にはある!~
世界には魅力的な街や景観が星の数ほどあります。
いえ、旅の思い出作りをなす要素はそれだけではありません。
時に絶品グルメであったり、一生ものの出会いであったり、あるいは九死に一生のトラブルだったりと、旅に出ると本当に喜怒哀楽が激しくなってしまいます。
そんなエキサイティングで一生ものの旅を、「女子旅」という形で実現させてみませんか?
時にケンカしたり、泣いたり、でも生涯忘れることのない思い出作りが女子旅には保障されています。
男子が混ざってはダメなのです。
ぜひ次の旅行は、女子だけで一生ものの旅に出てみてはいかがでしょうか。